艦種別リスト > エルドリッジ
基本情報 †
プロフィール |
 | 名前 | エルドリッジ USS Eldridge |
レアリティ | SSR |
艦種 | 駆逐 |
陣営 | ユニオン |
CV | ささきのぞみ |
イラスト | 黑猫(近所黒モモ) |
耐久 | C | 火力 | C |
雷装 | B | 回避 | S |
対空 | C | 航空 | E |
速力 | 25 | 運 | 75 |
装甲 | 軽装甲 |
SD |  |
自己紹介 |
キャノン級護衛駆逐艦、エルドリッジ(ぴょん) おやつが好き。ビリビリ出せる(ぴょん) 「しゅんかんいどう」は無理…(ぺったり) |
ステータス |
LV | 好感度 | 耐久 | 火力 | 雷装 | 航空 | 対空 | 対潜 | 装填 | 回避 | 命中 | 消費 |
125 | 200 | 1862 | 86 | 408 | 0 | 198 | 242 | 247 | 287 | 230 | 10 |
100 | 1762 | 82 | 386 | 0 | 187 | 229 | 234 | 271 | 218 |
120 | 200 | 1818 | 85 | 403 | 0 | 193 | 239 | 244 | 279 | 224 |
100 | 1720 | 81 | 381 | 0 | 183 | 226 | 231 | 264 | 212 |
100 | 100 | 1553 | 76 | 362 | 0 | 167 | 213 | 218 | 233 | 189 |
1 | 50 | 277 | 15 | 72 | 0 | 34 | 56 | 85 | 78 | 71 | 3 |
装備枠 | 初期装備 | 補正(MIN/MAX) | 最大数*1 |
駆逐主砲 | 76mm砲T1 | 110%/115% | 1 |
魚雷 | 533mm三連装魚雷T1 | 110%/130% | 2 |
対空 | - | 120%/125% | 1 |
設備 | - | - | - |
設備 | - | - | - |
艦船技術 |
艦級 | T4 キャノン級 |
解放条件 | 効果 | 技術Pt |
入手 | 【駆逐】対潜+1 | +7Pt | +31Pt |
突破MAX | - | +14Pt |
Lv.120 | 【駆逐】対空+1 | +10Pt |
スキル名 | 効果 |
 | レインボー・プラン | 攻撃された時15%で発動。5.0(MAX10.0)秒間前衛艦隊が全ての攻撃を回避する |
 | 特殊弾幕-エルドリッジI/II | 自身の主砲で15回(10回)攻撃する度に、特殊弾幕-エルドリッジI(II)を行う |
上限突破 |
初段 | 特殊弾幕スキル習得/魚雷補正+5% |
二段 | 魚雷装填数+1/開始時魚雷+1/魚雷補正+10% |
三段 | 特殊弾幕強化/武器補正+5%/設備によるステータス増加+30% |
全弾発射スキル | 特殊弾幕スキル |
- |  |
大陸版wikiのページ:https://wiki.biligame.com/blhx/
着せ替え後(聖夜のだっこ)ボイス †
+
入手時 | メリークリスマス――指揮官、クリスマスのエルドリッジ、かわいい? |
メイン1 | 指揮官、クリスマスディナー、食べる! |
メイン2 | 指揮官、クリスマス、プレゼント?(エルドリッジの顔は何も変わっていないが、アホ毛がどうやったのか「☆」になっているように見える) |
タッチ | ……指揮官、好き |
着せ替え後(空き教室の不思議)ボイス †
+
入手時 | 指揮官、今のエルドリッジ……好き?ニャンニャン……教科書…散らかした…… |
ログイン | 指揮官、一緒に聞く?……あげる |
詳細確認 | 指揮官、エルドリッジと授業、しない? |
メイン1 | 学校…指揮官がいないけど、面白い… |
メイン2 | エルドリッジ、ビリビリ、学校で人気……エルドリッジ、嬉しい… |
タッチ | ……指揮官、おんぶして |
戦闘開始 | 今日の……宿題? |
着せ替え後(正月のおてて)ボイス †
+
入手時 | 指揮官、重桜のオショウガツ、面白そう……一緒にいく……?(エルドリッジは期待する眼差しを向けてきた) |
ログイン | 指揮官、一緒に遊ぼ |
詳細確認 | この服、キレイ。だっこ、ちょっと無理、しょんぼり…… |
メイン1 | 指揮官、髪のお団子、大きい…触って、みる? |
メイン2 | 指揮官、メガネ、カワイイ? |
メイン3 | 指揮官、サクラ。見て(アホ毛がサクラの花びらを描いた) |
タッチ | ピリピリ……?エルドリッジ、ピリピリ出せない |
母港帰還 | 指揮官、美味しいの、あげる |
戦闘開始 | 祝日、邪魔、ダメ |
▼好感度系 |
ラブ | 指揮官、おててつないで。今年も、一緒に……(エルドリッジのアホ毛が「♡」になった) |
着せ替え後(ニャンニャンアイドル?)ボイス †
+
入手時 | エルドリッジとニャンニャンたちの、アイドルモード……指揮官、どう……? |
ログイン | 指揮官、エルドリッジ、ニャンニャンになった |
詳細確認 | エルドリッジ、電気アイドル……(エルドリッジの周りのビリビリが規則的に変化している) |
メイン1 | ニャンニャンたち、話を聞いてくれない…… |
メイン2 | 指揮官、エルドリッジの応援、忘れないで……? |
メイン3 | ネコパンチ……指揮官、触る……? |
タッチ | …指揮官、にゃ? |
タッチ2 | 指揮官、めっ(エルドリッジのアホ毛があなたの頭を軽く突っついた) |
母港帰還 | エルドリッジの……ステージ? |
着せ替え後(アストロ・ルナーデー)ボイス †
+
入手時 | エルドリッジ、指定高度に到着……月餅、玉兎、饅頭、はっけーん…… |
ログイン | おー(エルドリッジがふわふわと漂ったり宙を舞ったりしている) |
詳細確認 | 指揮官、月餅、食べる? |
メイン1 | 東煌の中秋節…エルドリッジ、月餅…食べたい… |
メイン2 | ビリビリ、出してはだめ…エルドリッジ、分かる… |
メイン3 | 本当は、月じゃない…母港のセット…エルドリッジだけ、無重力… |
タッチ | …? |
タッチ2 | |
任務 | 任務… |
母港帰還 | 指揮官、抱っこして(そう言いながらエルドリッジはどこかに飛んでいった) |
委託完了 | …うん(エルドリッジの前に帰還した委託組の情報が表示されたようだ) |
|
勝利 | 月から、V~ |
ボイス †
+
(※1の台詞にはビリビリの効果音が一緒に流れる)
入手時 | 指揮官ーーエルドリッジ、着任した(飛び込んでくる) ※1 |
ログイン | 指揮官、食べる?あげる |
詳細確認 | ……指揮官、かわいい? |
メイン1 | 指揮官、腹減った。なんか食べたい |
メイン2 | 指揮官、見て見て、ビリビリ出せるよ(ビリビリ) ※1 |
メイン3 | 指揮官、高いのー(こっちに向けてバンザイしているようだ) |
タッチ | ……? |
タッチ2 | ……うぐぅ…(エルドリッジの顔が何も変わっていないが、アホ毛がどうやったか「///」になっているように見える) |
任務 | 任務…!(エルドリッジのアホ毛が「!」になっている) |
任務完了 | 指揮官、ボーナス、食べれる?(目がキラキラ) |
メール | (新しく来たメールがエルドリッジの周りでフワフワと浮いている)メール、持ってきた。 ※1 |
母港帰還 | 指揮官、抱っこして |
委託完了 | …うん?…(エルドリッジのアホ毛がドアのほうに指している。委託を完了した娘が帰ってきたようだ) |
強化成功 | エルドリッジ、力がいっぱい……(ビリビリ) ※1 |
戦闘開始 | 好きじゃないけど、頑張る ※1 |
勝利 | V(ブイ)〜 |
失敗 | ……帰りたい… |
スキル | 敵、嫌 ※1 |
損傷大 | ……がんばる |
▼好感度系 |
失望 | ……指揮官、嫌い(エルドリッジがビリビリしていて近づけられない) ※1 |
知り合い | ……指揮官、おひざ。(エルドリッジがあなたの膝に座ろうとしている…ビリビリとスパークしていながら!)※1 |
友好 | ……指揮官、たかいの。(エルドリッジがたかいたかいのをしてほしそうにこっちを見ている…ビリビリとスパークしていながら!)※1 |
好き | ……指揮官、好き。(エルドリッジがあなたの胸にとびかかってきた。このドンとする愛を受け止めよう!) |
ラブ | 指揮官、抱っこ(エルドリッジが手を伸ばしてくる。ビリビリしていない) |
ケッコン | うおおお……指揮官、ぱない…… |
▼特定編成時台詞 |
インディアナポリスと出撃 | ……あなたも……お話、苦手? |
ゲームにおいて †
サービス開始時から実装されているユニオン所属の駆逐艦。
入手方法が他のキャラと一風変わっており、演習で戦果ポイントを稼ぎ演習ショップにて交換する事によってのみ入手する事が出来る。
史実では「護衛駆逐艦(Destroyer escort)」という艦種で正確には駆逐艦ではない。
その点と後述の都市伝説によって、見た目も性能も他の駆逐艦とは一線を画す特殊な子。
性能 †
概要 †
強力な全弾発射と雷撃、全体回避スキルを持ち、攻防ともに秀でている。
また対潜の数値が高く、サービス開始から長期間全艦で一位だった。
難点として移動速度が重巡なみに遅い。
攻撃力 †
装填のステータスが脅威の200オーバーまで成長する。
そのため、攻速に優れた主砲を選び、全弾発射を主力とする方が良い。
全弾発射は「らせん状に飛ぶ大量のエネルギー弾をバラまく」という派手なもの。
この攻撃は、徹甲弾と同様弾が貫通する。(貫通上限あり)
1発あたりの威力こそひかえめだが、発射数が多く、かつ広範囲に拡散するため、貫通性能もあいまって、道中の敵集団に対し、それなりのダメージソースとなりえる。
1凸では16発(8発2セット)だが、3凸で36発(12発3セット)と、およそ倍に強化される。そのため、殲滅力がほしい場合は3凸が前提となる。
図体の大きい量産型を駆逐したり、回転盾を剥がしたりするのに便利。判定の小さいネームド敵には当たりにくいが、弾は一定の距離で周回するので、ねらうターゲットとの間合いを適切に保つことで多数ヒットさせやすい。
重巡や戦艦など耐久が高い敵を削りきるにはパワー不足気味なので、魚雷を当てに行ったり、仲間に仕事を分担したほうがいい。また、その特殊な軌道と性質により、自爆ボートの処理能力は駆逐艦の中でも随一。
魚雷攻撃も優秀で、雷装値・補正値ともにユニオン艦としてはかなり高い値となっている。
ただし移動速度の遅さがあるので、当てに行くためには速度のフォローが欠かせない。
スキル †
「レインボー・プラン」
被弾時のみ発動。回避(miss)時にスキルは発動しない。
エルドリッジ自身だけでなく、前衛艦全員が一切の攻撃をうけつけなくなるため、PvP要素である演習ではとくに強力。前衛の生存率が大幅に向上するので、海域でも高い効果を発揮する。
説明には書いていないが、戦闘開始後20秒間は発動せず、クールタイムがあるため短時間のあいだに連続して発動しないという制限がある。
発動中は完全無敵というわけではなく、炎上や衝突ダメージなどは受けてしまう。発動の条件上、開幕や単発での大ダメージにも弱いため注意が必要。
いくつかの制限はあるが、これだけ艦船が増えた現在(2022年3月)においても、複数キャラに「全ての攻撃を、ダメージ量も回数も無制限で回避」を付与できるスキルは他に無い。
スキルと自身の回避の高さもあいまって、かなりの生存力を見せてくれるだろう。
総評 †
駆逐艦の特異点ではあるが、駆逐艦カテゴリの中で1,2を争う強力なキャラとされている。
戦果ポイントによって確実に交換できるのも魅力的。演習に慣れないと苦労するかもしれないが、苦労の価値はある。
装填と対潜の高さに加えて、「設備によるステータス増加+30%」が作用するため、対潜性能は極めて高い。
後半海域の救援任務や14章やMETA戦では、レインボープランのおかげで頑丈なこともあり、対潜要員として活躍できる。
オススメ装備/編成 †
主砲 †
ほとんどの重桜駆逐よりはマシなものの、エルドリッジの火力面は高くない。弾幕が主力なので装填の早い物を持たせるのがおススメ。
画像 | 武器名 | 備考 |
 | 76mm砲T3 | 駆逐艦主砲の中で最速の攻撃速度を持つため、弾幕をメインとするのであれば、この砲を採用すると最も高頻度で弾幕を出せる。 ただし射程が短いので、常に近距離での戦闘を強いられる。近づきすぎると弾幕が当たらなくなることにも注意。 |
 | 120mm単装砲(ロイヤル) | わずかに速度が76mmに劣るが、射程が長いのでオートでも扱いやすい。 |
 | 100mm二連装九八式高角砲T3 | 攻撃速度の点では76mmや120mm単装砲(ロイヤル)T3に劣るが、通常砲撃の威力の面で勝るのが強み。くわえて対空値も上げられる。 |
 | 114mm連装両用砲MarkIVT0 | 100mm二連装九八式高角砲よりも遅くなるが、火力は高い。 |
魚雷 †
基本雷装が高いので高性能な物を持たせたい。追尾機能の付く磁性魚雷が便利。
対空砲 †
駆逐艦としては補正は悪くない。艦隊の他のメンバーと相談して決めよう。
設備 †
「設備によるステータス増加+30%」のため、設備による伸びが大きい。
スキルの運用も考え、低い耐久と速力をどう補うかが主な焦点となる。
画像 | 設備名 | 備考 |
 | 消火装置T3 | 入手も強化もしやすく、さらに炎上も抑制できる優秀な耐久装備。 炎上が痛い高難度海域などで特に有用。 |
 | 応急修理装置T3 | 自動回復付きの耐久装備。基本的に消火器とセットで使用する。 耐久値が大きく上昇するため、炎上のない海域ではこれを2つ持たせるのもあり。 |
 | ビーバーズエムブレム | 欠点の速度を補うことが出来る。 元から回避値の高いエルドリッジ本人に持たせても回避率は余り上がらない。 艦隊全体に効果があるので、他の誰かに持たせても良い。 |
 | 九三式酸素魚雷T3 | 雷装が大きく上昇し、装填も少し上昇する装備。 様々な艦種から需要が非常に高い。攻撃面を伸ばしたい場合に。 |
 | 改良型缶T3 | エルドリッジの弱点である速度と耐久を同時に補うことのできる設備。 耐久値の上昇は修理装置などに劣るため、特に速力が欲しいと感じた場合に。 |
 | 対潜迫撃砲「ヘッジホッグ」 | 潜水艦戦をする場合に持たせよう。全艦トップクラスの対潜値をフルに生かせる。 |
 | 真珠の涙 | META戦などで、前衛の保護を最重要視する場合に有用。 レインボープランのタイミングが悪かった場合は最初に落ちることが多いので、他を回復させることで戦闘時間を稼げる。 |
 | 作戦記録:AF | 14章向け。耐久も攻撃性能全般も上昇する。 |
編成 †
しょせん駆逐の耐久力であり、スキルのクールタイムがあることも考えると、スキル目当てであっても発動のために前衛の先頭に置くのは無謀。
巡洋艦と組ませるなら、煙幕・盾持ちなどクールタイムを補佐してくれるスキルもほしい。
ただし、演習においては先頭にエルドリッジを置き、望むタイミングでレインボープランが発動するまでやりなおすという戦法が注目されている。
また、演習で赤城・加賀(空母)の先制攻撃を除く航空攻撃などのタイミングで無効を狙う場合は、2番目に設置する戦法もある。
- ユニコーン
前衛装填UPスキルと回復の相性がいいため、編成に入ることが多い。
- ニュージャージー
ユニオン籍なので、ニュージャージーを強化しつつエルドリッジの被ダメージも少しだけ減る。META戦などで対潜と前衛の耐久が問題になる場合に使える組み合わせ。
- 島風
エルドリッジの低速を補える。耐久に不安のある島風を保護できる。
キャラクター †
好きなもの・こと:抱っこ、高いの
苦手なもの・こと:特になし
趣味 :お風呂
特技 :瞬間移動(?)
(アズールレーン クロスウェーブより)
- 見た目・キャラクター性から性能までが他の駆逐艦とは一線を画し、ひとりだけ未来戦記からまぎれこんだかのごとくである。ビリビリは実験中に出るようになったらしいが、詳細は言いたくないらしい。
- 12/15アップデートでサンタコスとボイスが追加された。CVはささきのぞみ。ボイスの一部にはビリビリと電気の効果音まである辺り、かなり芸が細かい。
- SDで頭のアホ毛が直角型アンテナに変形して電波を発する。また、サンタコスの場合は電波をアホ毛から発する際にぴーんと直角型アンテナアホ毛が跳ね立つようになっているほか、UFOに吸い込まれるような形で上空に浮かんで姿を消したのち、再び姿を現して下降するなどという挙動まであったりする。緑色の光に包まれ瞬間移動したネタだろうか。
- 図鑑でエルドリッジの項目にて「聖夜のだっこ」を選ぶとサンタコスが見られると同時に、背景画像もクリスマスイベント仕様へと変化する。この背景は、クリスマス衣装にしたキャラを秘書官に設定することで、メイン画面でも見られる。
- ライトノベル「ラフィーと始める指揮官生活」にも登場。ゲーム内でのレインボー・プランの強力さが評価されたか本作の彼女は一巻ラストバトルの相手という大役を務めており、ラフィーと指揮官の大きな壁となって立ちはだかる。
- ドラマCDユニオン編にも登場。サンディエゴのキノコを摂食し、体からビリビリがあふれて止まらなくなってしまうが…
- 登場人物のセリフのみで物語が進行するドラマCDという媒体の都合上、ゲーム本編では見られなかった饒舌なエルドリッジを拝む(聴く)ことができる。エルドリッジラブな指揮官は必聴の一枚である。耳かきもしてくれるぞ!
元ネタ †
アメリカ海軍キャノン級護衛駆逐艦エルドリッジ (USS Eldridge, DE-173)。1943年2月22日起工、1943年7月25日進水。艦名はソロモン諸島攻略中の1942年11月2日に戦死したジョン・エルドリッジ・ジュニア少佐に因む。
キャノン級は72隻が建造され、戦時中はレンドリースなどでフランスやブラジルでも使用され、戦後は同盟各国へと供与されている。ゲーム中ではひと括りにされているが、他の駆逐艦(艦隊型駆逐艦)とはやや異なる、護衛駆逐艦という艦種である。船団護衛や沿岸警備、対潜哨戒を主任務とし、艦隊戦に必要となるような速力は要求されず(約21ノット)軽武装。その分低コストで大量に生産、運用することができた。
とはいえキャノン級は72隻しか作られなかった。WW2型護衛駆逐艦群の中では下から2番目でしかない。たいした数ではない。*2
たいした数ではないのだ。
エルドリッジは第二次世界大戦末期の1944年1月から翌5月まで、北アフリカまでの輸送護衛任務に従事した。その後太平洋へと転属し、8月7日に沖縄に到着、護衛や哨戒任務に就いた。戦争終結後は11月までサイパン・沖縄間などの輸送護衛に就いた。1946年6月17日に退役。
その後、ギリシャとの相互防衛援助協定に基づきギリシャ海軍へ供与された。移籍時に艦名は「レオン (HS Leon, D54)」と改められた。1951年1月15日就役、1992年11月15日退役。1999年にはスクラップとして売却され、その生涯を終えた。
アズールレーンに実装済みの艦艇の中では、最近まで現役だった艦の一つである。もっとも最近まで現役だったのは「マラニー」改め「慶陽」(1999年6月16日退役)、「エルドリッジ」改め「レオン」はそれに次いで2番目となる*3。
都市伝説では、『レインボー・プロジェクト』の一環として行われた、軍艦をレーダーに映らなくさせる実験、『フィラデルフィア計画』に参加したとされてる。
実験のため搭載した秘密兵器「磁場発生装置テスラコイル」を起動した直後、エルドリッジは緑色の光に包まれ瞬間移動したという。
+
前述の通り戦争後期に大量建造され同盟各国で就役している。
日本の海上自衛隊にもエルドリッジの姉2隻、USSアムリック(DE-168)とUSSアザートン(DE-169)が供与された。日本での艦種・艦名はそれぞれ、護衛艦あさひ型あさひ(DE-262)、はつひ(DE-263)。両艦とも1955年6月14日に就役、1975年に退役してアメリカに返却された。その後フィリピン海軍に売却され、ダトゥ・シカトゥナ(旧アムリック、あさひ)は1998年、ラジャ・フマボン(旧アザートン、はつひ)は2018年3月15日に退役している。
+
事の発端は、1956年にアメリカ合衆国の作家モーリス・ケッチャム・ジェサップの元に、「カルロス・マイケル・アレンデ」を名乗る人物から届いた手紙であった。
その手紙には『レインボー・プロジェクト』の内容が克明に綴られていた。
『レインボー・プロジェクト』とは、1931年にニコラ・テスラが設立したと言われるアメリカ合衆国の極秘計画であり、フィラデルフィア計画はその一環であった。
当時、レーダーとは「船体が発する、特徴ある磁気に反応するシステムである」と考えられていた。そこでテスラは、「俺のテスラ・コイル(高周波・高電圧を発生させる変圧器。名前くらいは耳にしたこともあるだろう)で船の磁気を消せばレーダーに映らなくなるんじゃね?」と考えた。この思想はアメリカ合衆国の著名な数学者であるジョン・フォン・ノイマンに引き継がれた。そして1943年10月28日、ペンシルベニア州フィラデルフィアに停泊中のエルドリッジを使用して、大規模な実験が秘密裏に行われた。
実験目的は秘密兵器「磁場発生装置テスラコイル」を使い、「レーダーに対して不可視化する」というものであった。テスラコイルの高周波によってレーダー波を無効化する為にエルドリッジ船内には多くの電気実験機器が搭載されていた。
そしてついに実験は開始される。テスラコイルのスイッチを入れると強力な磁場が発生。当初の目的通り、エルドリッジは無事レーダーから認められなくなった。
実験は成功したかのように見えた。しかしその時、不可思議な現象が起こる。実験の開始と共に海面から緑色の発光体がわきだし、次第にエルドリッジを覆っていったのである。エルドリッジは浮き上がり、発光体は幾重にも艦を包み、見る見るうちに姿はぼやけ、完全に目の前から消え去ってしまった。
「実験開始と同時に、エルドリッジはレーダーから姿を消す」…。ここまでは実験参加者達の予定通りであった。
しかし直後にエルドリッジはレーダーからどころか物理的に姿を消してしまい、おまけにフィラデルフィアから2500km以上も離れたバージニア州ノーフォークにまで瞬間移動してしまっていたのである。
それから数分後、またもや発光体に包まれ、エルドリッジはフィラデルフィアへと瞬間移動し帰ってきた。何事もなく戻ってきたかと思われたが、この怪奇現象はそんなものでは終わらなかった。
乗組員たちが、体が突然燃え上がったり、甲板に体が溶け込んだり、突如として凍り付いたり、半身だけ透明になっていたり、壁の中に吸い込まれたり、体が物体にめり込んだりといった異常現象に見舞われたのである。
また生き残っていた乗組員も精神に異常をきたし、エルドリッジ内部はまさしく阿鼻叫喚の様相を呈していた。唯一影響を受けなかったのは、鉄の隔壁に守られた機械室にいた一部のエンジニアたちだけだった。
こうして実験自体は成功したが、「行方不明・死亡16人、発狂者6人」という、取り返しのつかない結果になってしまった。恐れ慄いたアメリカ合衆国海軍上層部は、この実験の事実を隠蔽したという。
信じるか信じないかは、貴方次第。
この事件を元にした『フィラデルフィア・エクスペリメント(1984年・米)』という映画がある。名作との評価も多いので、興味があったらぜひ観てみてほしい。
2012年版? そんなものはない。
+
エルドリッジがフィラデルフィア計画の実験に使用されたなどという形跡は、公開されているエルドリッジの戦時日報を調べても存在しない。というかそもそもエルドリッジは実験の舞台であるフィラデルフィアには一回も寄港していない。
エルドリッジがテレポートしたとされるノーフォークでエルドリッジを目撃したとされる商船アンドリュー・フルセスは、記録によると実験開始3日前の10月25日には既にノーフォークを出港しており、以降1943年中は地中海にいたという。さらに同船に乗り組んでいた米海軍予備士官ウィリアム・S・ドッジ少尉も、「自分も他の乗組員もノーフォーク在泊中に特に変わったものは見ていない」と証言している。ついでに言うとエルドリッジとこのアンドリュー・フルセスは同時にノーフォークに在泊していたこともない。
この世界的に有名なデマである"フィラデルフィア計画"の元ネタとされるものとして、「『消磁実験』が誤解されたのではないか」という説がある。この消磁実験とは、艦船が持つ磁気が地磁気を乱すのを探知して爆発する磁気機雷から船体を守るため、艦船に電線を巻き付け電流を流し、電磁石の原理で艦艇の磁気を打ち消し、磁気機雷から船を守ることを目的とした実験のことである。
別の説としては1950年代に駆逐艦ティンマーマンで行われた、「通常の400Hzの発電機ではなく、コイルを小型化できる1000hzの高周波数発電機を搭載する実験」が元となったという説もある。この実験ではその高周波発電機から放電現象などが起こったものの、乗組員には実験による影響はなかったという。
何れにせよ、後に唯一の証言者であるアレンデ自身が名乗り出た際に、実験に関する証言がジェサップに宛てたものと著しく食い違ったり支離滅裂であったことなどから、現在ではフィラデルフィア計画はアレンデの詐話であるとの見方が一般的である。
と、いうような米政府の隠蔽工作を鵜呑みにした見解がまかり通っている、だまされるな!
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