艦種別リスト > クーパー
基本情報 †
プロフィール |
 | 名前 | クーパー USS Cooper |
レアリティ | SR |
艦種 | 駆逐 |
陣営 | ユニオン |
CV | 岡咲美保 |
イラスト | 黑帽十三天 |
耐久 | C | 火力 | C |
雷装 | C | 回避 | B |
対空 | C | 航空 | E |
速力 | 40 | 運 | 22 |
装甲 | 軽装甲 |
SD |  |
自己紹介 |
アレン・M・サムナー級駆逐艦のクーパーだ! アレン・M・サムナーとモールとオルモック湾で敵と戦って、でもそこまで頑張れなかったような… むむむ、無念!あの酸素魚雷、流石にこのクーパーの目を以てしても発見できなかった! |
入手方法 |
建造 (00:29:00) | 期間限定建造(2020/03/26〜04/09、2021/08/19〜09/02) 小型艦建造(2022/11/17〜常設) |
ステータス |
LV | 好感度 | 耐久 | 火力 | 雷装 | 航空 | 対空 | 対潜 | 装填 | 回避 | 命中 | 消費 |
125 | 200 | 2371 | 135 | 386 | 0 | 216 | 231 | 235 | 243 | 240 | 9 |
100 | 2244 | 128 | 365 | 0 | 204 | 218 | 223 | 230 | 228 |
120 | 200 | 2314 | 133 | 381 | 0 | 211 | 227 | 232 | 236 | 234 |
100 | 2190 | 126 | 360 | 0 | 200 | 215 | 220 | 223 | 221 |
100 | 100 | 1977 | 119 | 342 | 0 | 183 | 202 | 208 | 196 | 197 |
1 | 50 | 353 | 23 | 68 | 0 | 37 | 53 | 81 | 59 | 74 | 2 |
装備枠 | 初期装備 | 補正(MIN/MAX) | 最大数*1 |
駆逐主砲 | 127mm連装両用砲MK12T1 | 115%/125% | 1 |
魚雷 | - | 125%/135% | 2 |
対空 | - | 120%/130% | 1 |
設備 | - | - | - |
設備 | - | - | - |
艦船技術 |
艦級 | T9 アレン・M・サムナー級 |
解放条件 | 効果 | 技術Pt |
入手 | 【駆逐】耐久+1 | +9Pt | +42Pt |
突破MAX | - | +19Pt |
Lv.120 | 【駆逐】火力+1 | +14Pt |
スキル名 | 効果 |
 | サイクロンブラックキャット | 1. 戦闘開始後20秒ごと発動。10秒間自身の火力が5.0%(MAX15.0%)アップし、敵潜水艦を10秒間探知済み状態にし受けるダメージを1.0%(MAX10.0%)上昇させ、さらに一回攻撃する水上機を呼び出すLv.1(MAXLv.10)。 2. 自身が【PBY-5Aカタリナ】を装備している場合、自身の耐久が最大値の40%を下回った場合に一度だけ発動。水上機による特殊航空攻撃を行う(威力はスキルレベルによる) |
 | 全弾発射-アレン・M・サムナー級I/II | 自身の主砲で15回(10回)攻撃する度に、全弾発射-アレン・M・サムナー級I(II)を行う |
上限突破 |
初段 | 全弾発射スキル習得/武器補正+2% |
二段 | 魚雷装填数+1/開始時魚雷+1/武器補正+3% |
三段 | 全弾発射段幕強化/武器補正+5%/設備によるステータス増加+30% |
全弾発射スキル | 特殊弾幕スキル |
 | - |
大陸wikiのページ:https://wiki.biligame.com/blhx/
着せ替え後(烈日のテニスバトル)ボイス †
+
入手時 | 30 - 15……次こそ勝つよ!指揮官もテニスをやりにきたの? |
ログイン | あの重桜の子に勝ったら…指揮官との試合だ! |
詳細確認 | 真っ昼間にテニスをやるの、こんなに大変だなんて……ん?指揮官、どうしたの? |
メイン1 | サービスエースだ!はあああ! |
メイン2 | クーパーへの差し入れ?やったぁ!……ごくごく……ぷはー! |
メイン3 | 黒いニャンニャン!どこ?どこ!?……って、これじゃ集中できないじゃない! |
タッチ | い、今はボク、汗でびっしょりだからあまり触らないほうがいいよ… |
母港帰還 | もうダメ!無理!ちょっと休憩!……はあ、はあ…… |
スキル | ブレイクポイント! |
損傷大 | デュース!まだ終わってないよ! |
着せ替え後(聖夜の温かい贈り物)ボイス †
+
入手時 | うん?今みんなのプレゼントを包んでいるんだよ!あとでみんなのところに贈られるからね~へへっ、指揮官も手伝って! |
ログイン | ボクはどんなプレゼントもらえるかな〜わくわくする!指揮官はどんなプレゼント期待してるの? |
詳細確認 | ふは~外すごい寒いけど、ここは暖かいね!真冬の暖炉って最高~ |
メイン1 | プレゼント包むのって、結構簡単なんだよ!こんな感じに…こうして…こうやって…よし、完成! |
メイン2 | はあ…ボクもミネアポリスみたいにかっこいいスノーモービル乗っていろんなとこ回りたいな~えっ子どもがあれに乗るの危険だって?え~ボクもう子どもじゃないったら! |
メイン3 | なんか暇になって来たね…指揮官、しりとりでもする?テーマはサンタクロースで! |
タッチ | 指揮官寒い?ささ、もっとこっちに寄れば、温かくなるよ~ |
タッチ2 | む…手を暖めたかったって、そんな言い訳通用しないよ! |
メール | 新しいメール?どの子の願い事でも書いてたりして? |
母港帰還 | このスノーグローブは誰のところに届くかな…プレゼントがもらえたらやっぱり嬉しいよね~ |
委託完了 | 委託組が帰ってきたみたい?迎えてあげて、一緒に暖かいクリスマスを過ごそうよ! |
ラブ | |
ボイス †
+
入手時 | 指揮官、クーパーだよ!共に仲間と、世界の未来のために戦おう!おー! |
ログイン | 指揮官は元気、だからボクも心配なし!えへへ! |
詳細確認 | クーパーの身に宿る大いなる力でピンチになったみんなを救うシミュレーション…カッコいいね!ボク! |
メイン1 | 書類?んー戦うのに役に立つの? |
メイン2 | ふにゃーニャンニャンを見るとクーパー、融けちゃいそ〜しきかーん、執務室で黒いの、飼おうよ〜 |
メイン3 | ボクたち、いつまでこの部屋の中で引きこもってればいいの?やることなさすぎて不満… |
タッチ | お!クーパーはいつでもOKだよ! |
タッチ2 | 指揮官、何をやってるか分かってるの? |
任務 | 任務をこなさないとみんなを助けられないよね! |
任務完了 | 任務完了!きっと何か意義があるとクーパーは思う! |
メール | 新しいメール?さては支援要請…クーパーのピンチアンテナに反応あり! |
母港帰還 | 指揮官、いない間にたくさん仕事をしておいてあげたよ!ほら、この書類!全然違う…?あ、あれー… |
委託完了 | 委託から帰ってきたみんなの出迎え?ちょろいちょろい!そこで見ていろよ〜 |
強化成功 | 強くなって、より多くの人を助ける! |
戦闘開始 | キャストオフ!行くよ! |
勝利 | はあ――勝者のために吹く風、気持ちいいねー |
失敗 | 一度負けたぐらいでめげないのがボクだよ! |
スキル | サイクロンスマッシャー! |
損傷大 | 怯んじゃダメ!今はクーパーが必要とされてる時だ! |
▼好感度系 |
失望 | 指揮官が敵でもクーパー、手加減しない! |
知り合い | ピンチになったらクーパーに助けを呼ぶこと!そしたらこのボクが指揮官のピンチを全て綺麗に解決してあげる! |
友好 | 指揮官!今ボクのことを呼んだ?ふふふどんな時でも……資料を届けてこいって?ボクを使い走りにするなああ! |
好き | 指揮官ごめんなさい、この間指揮官がボクを探してたとき、黒いニャンニャンを見るのに夢中になってたせいで指揮官を心配させちゃった…… で、でも…ニャンニャンと遊ぶの、誰だってしたいよね… |
ラブ | 指揮官!これからは呼ばれるまでもなくボクがずっとそばにいるから、そしたら危ないことがあっても大丈夫! ……あれ?ボクのほうこそピンチにならないか心配だって?うぅ、それはそうだけど…とにかく、指揮官のそばにいることにするよ! |
ケッコン | 指揮官、こんなにボクを大事にしてくれるなんて…嬉しい!クーパー、明日も明後日も… ううん、指揮官のそばにさえいれば、ずっとずっと頑張れるよ! |
ゲームにおいて †
2020年3月末開催のイベント「闇霧払う銀翼」にて実装されたユニオン所属の駆逐艦。
期間限定建造から入手する事が出来た。
同イベントの報酬設備PBY-5Aカタリナをスキルにて指定している。
ボイスのほかLive2D着せ替えも同時に実装された。
性能 †
スキルによって対潜を行える艦の一隻。
対潜システムの改修前は設備無しで探知を行える唯一の前衛だった。
アレン・M・サムナー級という戦中においては最新鋭のクラス*2に属しているためか、ユニオンの駆逐艦の中でもステータスがかなり高めに設定されている。
フレッチャー級のチャールズ・オースバーンと比べると、Lv120愛時で火力が39、雷装が69、回避が21、対空が22も高い。
その他のステータスも高めで、改造が実装されている ニコラスにも引けを取らない。ただし、カンレキのせいか運は低めで、回避率的に不利。
全弾発射は扇形に小型の榴弾をばら撒くタイプ。当てやすく高威力な上に全装甲にプラス補正が掛かっているため駆逐艦の全弾発射としてはかなり強力な部類。(とはいえSSRの特殊弾幕には及ばない)
ステータスはクセが少なく高めな性能だと言える一方、スキル「サイクロンブラックキャット」がとても特徴的な性能となっている。
スキル †
- サイクロンブラックキャット1:対潜効果
20秒ごとに敵潜水艦を10秒間探知状態にし、PBY-5Aカタリナによる対潜攻撃を行う。
耐久面で不利を取りやすい駆逐艦としては、対潜装備の枠を節約できる可能性があるのはうれしいところ。
対潜爆弾の性能はソードフィッシュT3と同じだが、駆逐艦故の対潜値の高さにより軽空母よりも高いダメージが出る。量産型潜水艦の掃討くらいならば、爆雷無しでもある程度仕事ができる点は特筆に値する。
単純に対潜攻撃の機会を増やす、という意味でも強力であり、総じて対潜において強く役割を持つことができるだろう。
2020/09/17アップデートにおける対潜システムの調整により、「敵潜水艦の被ダメージを10%上昇させる」効果が追加された。
このアップデートにより対潜探知効果はあまり重要なものではなくなったが、依然として対潜サポーターとして優秀と言えるだろう。
また、対潜とは関係ないが火力バフ効果も付属している。クーパーの素の火力は駆逐艦としてはかなり高めなので有効。
- サイクロンブラックキャット2:特殊空襲
PBY-5Aカタリナ(通称ブラックキャット)を装備している場合のみ、耐久40%を下回ったときに特殊航空攻撃を行うことができる。
弾幕の内容は、2機のカタリナから投下される2000lb爆弾4個となっており、威力も相応に高い。
スキル欄には書かれていないが、クーパー自身の雷装値を参照してダメージ計算を行う。(白上フブキの特殊空襲と近い仕様のようだ)
つまり、九三式酸素魚雷を装備したりすると増えた雷装の分ダメージが増えるし、敵の対空値によるダメージ軽減の影響を受けない。
駆逐艦の特殊弾幕としては非常にパワフルで、雷装405(Lv120愛 + 金魚雷装備)で中装甲の相手に総ダメージ11000前後をたたき出す。装甲補正は70%/105%/125%となっているので重装甲の相手にはさらにダメージが出る。
ただ、カタリナで設備枠を一つ使うことと、ピンチにならなければ発動しないという制約は決して楽なものではない。
発動タイミングをコントロールしにくい上に、1戦に1度のみなのも痛く、ロマン寄りの性能だと言えるが、今後うまく耐久を管理するスキルなどが登場すれば化けるかもしれない。
改造の無い駆逐艦としてはかなりポテンシャルが高く、対潜における独自かつ堅実な役割と、強力なスキル弾幕によるロマンを兼ね備えた面白い性能のキャラに仕上がっている。
オススメ装備 †
主砲 | 魚雷 | 対空砲 | 設備1 | 設備2 | 備考 |
 |  |  |  |  | 爆雷を搭載した対潜寄りの装備編成。ソナーが無くても火力を発揮できるのが強み。 |
 |  |  |  |  | カタリナ装備時の特殊弾幕の火力を重視したロマン編成。 |
オススメ編成 †
砲火力と対潜に優れた汎用駆逐として扱っていけるだろう。
カタリナ装備時の特殊空襲は、神通のクリティカルスキルの効果を受けないため、火力ロマンを追求する際には注意。(雷装バフの効果は受ける)
キャラクター †
アレン・M・サムナー級の一隻。
世話焼きで、他人を颯爽と助ける自分が一番かっこ思っている「自己完結型ヒーローバカ」。
弱点はネコ。作戦行動中以外は見かけるとたちまち注意力が吸い込まれてしまうほど。
(公式Twitter紹介)
実装イベント「闇霧払う銀翼」のストーリーに登場。索敵と称し必殺技名を叫びながら突っ込んでいく様はまさに「自己完結型ヒーローバカ」。(一応駆逐艦としての仕事はちゃんと果たしていた)
ヒーローナードなリノと意気投合する場面もあり、彼女が身に着けているようなガジェットを欲しがっているようだ。
猫が大好きで、特に黒猫に興味を抱いているらしい。これは、クーパーと縁の深いPBY-5Aカタリナのニックネームが「ブラックキャット」であるためだと思われる。
スキル名にもこれが反映されているのだろう。
元ネタ †
- アメリカ海軍のアレン・M・サムナー級駆逐艦「クーパー」(USS Cooper, DD-695) 。
名の由来は1938年、南カリフォルニアにて水上機の事故で死亡してしまったエルマー・グレン・クーパー飛行士から。
就役から僅か1年にも満たない艦歴から目立った活躍もなく、1944年12月3日のオルモック夜戦にて駆逐艦竹の雷撃を受けて沈没。
圧倒的優勢だったにも関わらず、戦場で運に見放された不運の艦。
+
- USSクーパー(DD-695)は、アメリカ海軍が建造したアレン・M・サムナー級駆逐艦の4番艦である。1943年8月30日、ニュージャージー州の
フェデラル社ケァーニー造船所で起工。1944年2月9日に未亡人のフランシス・シグモン・クーパー夫人の手で進水し、造船所を出発。
残りの工事をニューヨーク州ブルックリンの海軍造船所で行い、同年3月27日に竣工。ジョン・ウィリアム・シュミット中佐が初代艦長として
就任した。先に就役したアレン・M・サムナーとモールで第120駆逐群を編成。名前の由来は1938年2月2日に空中衝突事故で死亡した
カタリナ飛行艇のパイロット「エルマーグレン・クーパー」から。海軍の艦艇では唯一飛行士の名前から取られている。
- アレン・M・サムナー級駆逐艦は1943年から就役した新鋭の大型駆逐艦で、フレッチャー級の拡大発展型である。より強力な主砲と
対空砲を持ち、様々な改良によって性能を向上。2枚舵を採用した事で操舵性や旋回性能を強化した他、射撃統制システムを有する。
前級のフレッチャー級から排水量が150トンしか増えていないにも関わらず、大幅な戦闘能力の向上に成功した一つの極致。トップヘビーに
なったり航続距離の減少を招いた欠点はあるが、その攻撃力は並みの駆逐艦を遥かに凌駕する。超攻撃型と言っても過言ではないだろう。
- 諸性能は排水量2290トン、全長114.8m、全幅12.4m、最大速力36.5ノット、乗員350名。武装は12.7cm連装両用砲塔3基、
40mm4連装機関砲2基、40mm連装機関砲2基、533mm5連装魚雷発射管2基、K砲6基、爆雷投射軌条2条、機雷26個。
- こうして産声を上げたパワフルな駆逐艦クーパーは、艤装と海上公試のためニューヨークに滞在。4月20日朝、バミューダに向けて出港。
道中で護衛駆逐艦コーベジアーと合流し、22日正午に到着。第23.1任務部隊に編入され、駆逐艦ブルーやデヘブンとともに慣熟訓練。
1ヶ月に渡る訓練で通信、砲撃、ダメージコントロール、曳航、雷撃、対潜、海上での燃料補給など基礎を学んだ。
- 5月22日、バミューダを出港。ノーフォーク海軍基地に向かい、そこで駆逐隊との合同訓練に参加。5月27日、チェサピーク湾の
ブラッズワース島にブルーと一緒に演習弾を撃ち込んだ。その後、駆逐艦トレッペとともに海軍研究所のレーダー妨害実験に協力。
6月6日からはチェサピーク湾で対潜訓練に従事。
- 6月10日、ニューヨーク海軍工廠に向けて出発。6月26日に入渠し、艦橋と上部構造物をフレッチャー級と同様のものに戻すため
大改装に着手する。入渠中、クーパー夫人から鐘が寄贈されている。7月6日に出渠し、弾薬を積み込む目的で17日朝に出港。
ニューヨーク海軍工廠で弾薬を積載し、ロングアイランド湾で磁気コンパスと無線方向探知機の修正を実施した。実戦投入の時期が
迫る中、突如として右舷エンジンが停止。緊急修理のため、夜にニューヨーク海軍工廠へ入渠。7月21日に出渠し、海軍造船局の
重鎮から査察を受けた。この修理を以ってクーパーの準備は完了する。
7月27日に工廠を出発、道中で潜水艦アルコと対潜演習をしながら3日後にボストンへ到着した。現地で空母ハンコックを中心とした
第27.1任務部隊に編入され、太平洋戦線への投入が決定。いよいよ実戦である。
- 7月31日、ボストンを出発。道中でハンコックが発着艦訓練を行ったが、8月5日に1機が海に墜落。クーパーがパイロットを救助している。
悲劇はこれだけに留まらず、その日の午後にも着艦ミスをやらかした艦載機がハンコックの前で不時着水。クーパーが救助を行う中、
別のヘルダイバーが付近に墜落。錬度不足が浮き彫りになる一幕だった。8月8日、パナマ運河の入り口に到着。深夜のうちに運河を通過し、
太平洋に進出。サンディエゴで燃料補給を行い、8月30日朝に真珠湾へ到着。第27.1任務部隊は解隊となった。
- 真珠湾では再び訓練の日々が待っていた。艦隊任務に付随できるだけの技量を獲得するため、僚艦と協力しながらの砲撃、雷撃、対潜、対空射撃、
対地砲撃など重要な能力を身に付ける。訓練も終盤に差し掛かった10月21日、二代目艦長のメル・アンドリュー・ピーターソンJr中佐が着任。
厳しい訓練に耐えたクーパーは、アメリカ最強のヒーローとして活躍していく事になる。
- 10月23日朝、駆逐艦バートン、ウォーク、ラッフェイ、アレン・M・サムナー、モールとともに出発。15時30分に戦艦ノースカロライナと合流し、
マーシャル諸島に向かった。アドミラルティ諸島のマヌスを行き先としていたが、11月2日に前進基地のウルシー環礁への移動を命じられる。
11月5日朝に入泊し、弾薬を積載。その日の午後のうちにサムナー、モールとともに出発。ルソン島、オルモック湾、マニラ湾へ空襲を行う
機動部隊の護衛を務めた。11月19日、ニコルズフィールドを空襲中に被弾したヘルキャットがルソン島沖に不時着水。さっそくクーパーが
32ノットの快足で現場に急行し、パイロットのトレーシー中尉を救助した。その後、北西から別の緊急信号をキャッチ。対空砲で損傷した
ヘルキャットのリンジー中尉が救援を求めていたのだ。16時35分、いかだで漂流しているところをクーパーに発見され、無事救助された。
この功績を称え、バトルスターが贈られた。まさにヒーローである。11月22日にウルシーへ帰投し、26日から27日にかけて舵を修理。
- 11月27日、ウルシーを出発。先に出発していたサムナーやモールと合流する。レイテ湾に到着すると、さっそくパトロール任務に就いた。
12月1日午後、ミネアポリスが雷跡を確認。ニューメキシコも雷跡を確認したので、クーパーは17時49分に爆雷22発を投下したが、
効果は不明だった。
- 12月1日、オルモック湾に向けて急行する日本の第三悌団を偵察機が発見。第9号、第140号、第159号輸送艦を駆逐艦竹、桑が護衛していた。
ローテーションの関係で第三悌団は全く空襲を受けておらず、真っ直ぐにオルモックを目指していた。フリーズマン大佐は第60駆逐連隊から
第120駆逐群の派出を決定。翌2日18時29分にアレン・M・サムナー、モールとともにレイテ湾を出撃した。ヒーローの初の実戦である。
+
- クーパーの最期の戦場はオルモック湾海戦。日本側の名称は多号作戦の第7次作戦。
- 時に1944年12月2日23時8分頃。アレン・M・サムナー、クーパー、モールの3隻はオルモック湾に近づいていた。駆逐隊司令のザーム大佐は
日本側の雷撃を警戒して、横に陣形を広げた。アルブエラ沖で、第120駆逐群は最初の敵と出くわした。その敵は水上艦艇ではなく、第804海軍航空隊の
夜間戦闘機『月光』2機だった。何故かオルモック湾に連合軍の航空機は1機も無く、日本側が制空権を擁していた。月光は湾内の魚雷艇を掃討するために
50kg爆弾を抱えていたが、3隻の米駆逐艦を見るや襲いかかってきた。まずサムナーに爆弾を投下して損傷させ、モールには機銃掃射を加えて戦死者2名と
負傷者22名を出した。幸いクーパーに被害は無く、対空砲火で1機を撃墜した。
- 敵機の襲撃を切り抜けた第120駆逐群は翌3日午前0時過ぎ、オルモック湾の南方から侵入。レーダーが湾内の第三悌団を捉えた。距離にして1万1000m。
月齢は16で海面は凪いでおり、6ノットの風が吹き抜けている。月明かりで明るかったが、オルモック湾に入ったところで雲が出て急に暗くなってきた。
先ほどの戦闘の光で異状を察知した駆逐艦『桑』は、北側で輸送艦の警護をしている『竹』に発光信号を送りながら果敢にも単身挑みかかってきた。
第120駆逐群は1万1000メートル先の目標を狙い、最も距離が近かったクーパーから砲撃を開始した。続いてサムナーも砲撃を開始する。
- 桑は松型駆逐艦という護衛専門の小型駆逐艦であり、排水量も1000トン程度とギリギリ一等駆逐艦に分類されるほどの小ささだった。
新鋭の超攻撃型であるアレン・M・サムナー級は2290トンなので、実に2倍以上の体格差がある。誇張抜きで絶望的な性能差があったのだ。
加えて桑が使える主砲は12.7cm高角砲3基のみに対し、第120駆逐群は4倍の12基もの主砲を使う事ができた。連射速度も桑が毎分10発、
第120駆逐群は毎分14発と上。性能面でも火力面でも圧倒的に第120駆逐群が有利だった訳である。
- 性能差を証明するかのように、砲戦では桑が劣勢だった。艦橋左舷、艦後部の二番砲塔に次々と直撃弾を受け、火災発生。左舷に30度傾き、
みるみるうちに炎に包まれた。サムナーの右舷側から2本の雷跡が伸びてきたが、苦もなく回避。レーダー射撃だったため命中率も高く、
僅か10分で桑は艦首を上にした状態で沈没してしまう。残る駆逐艦は竹1隻のみとなった。
- ようやく360度回頭を終えた竹は、12.7cm高角砲を撃ちながら24ノットで突撃。クーパーはモール、サムナーとともに竹へと矛先を向け、
モール、アレン・M・サムナー、クーパーの順番で砲撃を開始した。竹の周りには着弾を示す水柱が林立する。竹は以前の空襲で
ジャイロコンパスを破損しており、回避運動がおぼつかなかった。またオルモック湾は狭く、暗礁も多い事からそもそも回避に向かない。
磁気ジャイロだけを頼りに、竹の宇那木艦長は常に座礁への注意を払わなければならなかった。性能差はおろか地形すら第120駆逐群に
味方していた。性能、火力、数、地形、コンディション、全ての面において竹が絶対的不利(クーパー有利)だった。
- 両軍の距離は徐々に縮まり、互いに主砲の仰角が水平になる。ここで竹の前部機械室に命中弾を与えるが、あいにく不発。それでも
機関の一部が使用不能になる損傷を与えた。絶体絶命の竹は、起死回生をかけて切り札の酸素魚雷を用意する。装填数は3本。
本来は4本なのだが、オルモック湾に入った時に誤投棄してしまっていた。最初の雷撃態勢は、艦長が砲撃による閃光で目がくらんで
発射の機会を逸した。めげずに二度目の発射体勢を取るも、今度は電気系統の故障で艦橋の発射装置を押しても射出されない。
その間にもクーパーは僚艦とともに優勢な火力をぶつける。竹は天運に見放されたかに見えた。彼我の距離が6000mになったところで
ようやく2本の発射に成功。残りの1本は故障で射出に失敗した。
- 放たれた魚雷のうち、1本がクーパーの右舷中央部に直撃。巨大な水柱が上構の上にまで噴き上がった。衝撃で船体が真っ二つになり、
右舷側に転覆しながら1分以内(36秒説と51秒説がある)に沈没した。まさに轟沈だった。幸運だったのは轟沈にも関わらず半数以上の
乗組員が助かった事だった。ザーム大佐はクーパーの沈没に20分間気付かず、またこの雷撃を潜水艦によるものと判断*3。
サムナーとモールは南側へと足早に離脱していった。砲戦で大破したものの生き残った竹もまた、輸送艦3隻を連れて湾外に出て行った。
- クーパーの艦長ピーターソン中佐は、同じく漂流する桑の乗組員と英語で会話しながら救助を待っていたという。一部の生存者は上陸した。
また午前4時、浮上した2隻の日本潜水艦が去っていくのを乗組員が目撃しており、「クーパーは潜水艦に雷撃された」と強く認識させた。
ただ日本側の記録ではオルモック湾に潜水艦はおらず、日米でクーパーの最期が割と食い違っている。
- (既にいなくなっていたにも関わらず)敵艦の存在が生存者の救助を14時頃まで妨げ、「ブラックキャット」と呼ばれたPBYカタリナが乗員のうち
168名を救助したが、士官10名、兵181名の合計191名が失われた。1945年1月20日、除籍。
- アレン・M・サムナーとモールの2隻は竹に命中弾を与えたものの不発に終わり、逆にモールは竹からの高角砲弾が複数発命中して小破。
さらに帰りにも月光や瑞雲などによる執拗な攻撃を受けて、復路でも損傷を受けた。一方、生き残った竹は桑の生存者救助を司令部に依頼して、
よろよろと帰路に就いた。そして無事にマニラへ到着した。
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