九一式徹甲弾

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基本情報 †

装備種		特性		所属陣営
設備		なし		重桜
	画像	★	強化	初期	+10	+11
T0		4	火力	14	35	38
			命中	4	10	11

特徴・運用法 †

蔵王重工装備箱から入手可能な設備。
補正値の合計は火器管制レーダーT3とほぼ同じだが装備スキルを含めより火力寄りの性能になっている。
上位互換として一式徹甲弾が存在する。
一式徹甲弾同様、クリティカルダメージ上昇の効果が乗るのは主砲砲撃によるクリティカルのみであり、ウォースパイトやシャルンホルストの弾幕スキルによるクリティカルダメージには効果が乗らない。

歴史 †

• 九一式徹甲弾は、水中弾効果を重視した八八式徹甲弾を改良した日本海軍の戦艦・巡洋艦用徹甲弾である。
  • 水中弾効果とは、目標の手前に落下した砲弾が水中である程度の距離を水平に直進し、艦艇の水面下に命中する現象のことである。
    • 日本海軍はワシントン海軍軍縮条約で破棄されることになった未成戦艦「土佐」（同型の加賀は空母に改装）と同じく除籍となった戦艦「安芸」を標的とした射撃試験を行い、「長門」「陸奥」の放った40cm砲弾が「土佐」を機関室への浸水で、「安芸」を初弾発砲から17分で撃沈したことによりその効果を実際に確認することとなった。
    • 通常の徹甲弾は着水すると水面で跳弾するか水没するかのどちらかだったが、先端を平たくすると水中を直進することは知られていた。しかしそれをやると空中での空気抵抗が悪くなり、射程や弾道が不安定になってしまう。また、弾頭の先端（被帽）を平らにすると、貫通力が低下する恐れがあった。
    • それを解消するため、八八式徹甲弾及びその改良型である九一式徹甲弾は、硬い被帽頭を平たい弾頭の上にかぶせ、着水時には風防とともに被帽頭も脱落するようにした。通常の砲弾の水中直進距離が砲弾直径の80倍程度だったのに対し、この徹甲弾は着水時の角度17度を守ると着水地点から砲弾直径の200倍もの距離を直進することができた。
    • 故に潜水艦にも効果があるらしい。
  • この結果をもとに、日本戦艦は改装時に水中弾防御を備えるとともに水中弾効果を発揮するための新型徹甲弾を装備することとなった。それが九一式徹甲弾の前身、八八式徹甲弾であり、その改良型が九一式徹甲弾である。ちなみにその改良型が一式徹甲弾。

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