信濃

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基本情報 †

プロフィール
	名前	信濃(シナノ) IJN Shinano
	レアリティ	UR
	艦種	空母
	陣営	重桜
	建造時間	05:15:00
	CV	能登麻美子
	イラスト	侑了个侑
	耐久	S	火力	E
	雷装	E	回避	B
	対空	B	航空	S
	速力	28
	SD
自己紹介
重桜に属す、空母信濃と申す。かの大戦では大和型の姉妹艦として戦陣にて散ることなく、斯様な結末に ――嗚呼、諸行因果、妾には、それを…知ること叶わず――汝に導かれし道が異なる結果を生み出さんことを……
入手方法
期間限定建造(2020/09/17〜2020/10/01)

スキル名		効果
	幾望の嵐	戦闘開始3秒後、彩雲による航空偵察を行う； 自身が航空攻撃を行う場合、試製紫電改二・流星・彩雲による特殊航空攻撃を行うLv.1-10 (彩雲は敵を攻撃せず、ランダムの敵1体の火力・雷装・対空を戦闘終了まで3%ダウンさせ、さらに受けるダメージを3%アップさせる；この効果は人型の敵を優先とし、最大3回まで加算できる)
	弓張りの夢蝶	戦闘中15秒毎、特殊弾幕攻撃を展開するLv.1-10； 自身の艦隊が海域で行った1・2回目の戦闘開始時、自身の航空が5.0%(MAX15.0%)アップ； 自身が所属している艦隊以外の艦隊が行った戦闘のみで数えて3・4・5回目の戦闘開始15秒後、特殊弾幕を1回だけ展開するLv.1-10(威力はスキルレベルによる)
	朔月の守り	戦闘開始時、自身が戦闘可能である限り、駆逐艦の火力・回避・対潜が5.0%(MAX15.0%)アップ； 味方艦隊で重桜艦船が3隻以上いる場合、自身が受ける砲撃・航空攻撃ダメージを8.0%(MAX20.0%)軽減し、味方重桜空母の航空・命中が5.0%(MAX15.0%)アップ

大陸版wikiのページ:https://wiki.biligame.com/blhx/

MAXステータス †

着せ替え †

+

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満ち欠ける朧月
	[添付]
寝待の銀輿
	[添付]
下着を隠すような動きをする尻尾は、尻尾中央付近をホールドして「ノ」の字にスワイプするとずらすことが出来る、足やお尻近辺にタッチするまで戻らない。 スカート部分をホールドして上にスワイプすると捲り上げる事が出来る、足やお尻近辺にタッチするまで戻らない。考えたやつ天才かよ ストッキング終端太もも付近、つまんでずり下げる事が出来る、指を離すと戻る 判定がややシビアだが腕と胸が重なっている辺りをホールドして→にスワイプすると胸部装甲を覆う布地を引っ張ることが出来、一定距離離れると戻る+反動で揺れまくる

着せ替え後(満ち欠ける朧月)ボイス †

着せ替え後(寝待の銀輿)ボイス †

ボイス †

ゲームにおいて †

日本3周年の目玉キャラ。初の建造可能な空母URキャラとなる。建造URには天井(200回)が設定され、さらに同時に対応する新型艦載機『紫電改二』の実装など別格の扱い。
Lvの仕様も他のキャラとやや異なり、無凸でもLv100まで育成可能で、Lv120までの認識覚醒が可能、消費燃料はLv依存と計画艦と同じ仕様となっている。
また、突破用のブリもUR専用の特装型ブリMKIIIにおいて特装コアで交換可能。

突破や強化の素材に信濃を使用する、または退役させるのどちらかで母港から信濃が居なくなる場合、別途で7桁のランダムな番号の入力を要求されるロックが掛かっている。
このため最初から意図して操作しない限り、突破キャラ誤使用や誤って退役させる事は無いだろう。
ちなみに退役させると特装コアが500個手に入る。

性能 †

アズールレーン初の改造ではないURキャラであり、重桜二人目の重装甲空母。
艦載機数も戦2爆3攻4とSSRまでの8機を超え合計で9機備えている他、1凸後に1枠目の戦闘機枠が戦闘機・爆撃機・攻撃機を全て装備可能となる。
これにより爆撃機5攻撃機4、あるいは爆撃機3攻撃機6といった超攻撃的構成にも出来る。

航空値もほとんどのSSR空母より高くなり、攻撃時に追加の紫電改二+流星を発艦させるため、攻撃力が非常に高い。
対空値は空母の中では低い方だが、条件付きで砲撃ダメージと航空ダメージを軽減する防御スキルを持ち、
元々戦艦として作られていたのが反映されたのか、耐久値と装甲が空母ではなく戦艦に準拠した設定となっている。
制空値的に不利なはずの攻撃機が多い構成ではあるが、航空値自体が高いのに加えて攻撃機が1機多い影響が出ており、制空値はそこそこ確保出来る。

欠点としては消費燃料が計画艦と同じ仕様でLv依存となっており、Lv1から8と多めであるのに加え、最大が15とSSR戦艦と同値まで上がる。
無凸でもLv120まで育てることは可能だが、装備枠が初期の戦1爆1攻1の状態だと消費燃料の割にダメージ出力が伸びないので、他の完凸SSR戦艦や空母を入れた方がマシということになりがち。

突破には建造で別の信濃を引くか、特装型ブリMKIIIを入手する必要がある。必要な資金もさらに多く、完凸時はSSRの倍である2万必要になる。
限界突破に必要なメンタルユニット、資金も多いので、余裕のあるタイミングで行おう。計画艦等と被ると簡単に資金が消し飛ぶ。

全力を出すには自己バフに制限回数があるためボスまでの温存が必須であることと、重桜陣営のキャラがもう2人必要。主力・前衛のどちらで用意しても構わないが、若干編成を縛られる。
スキルが3種あり、限界突破にも運か時間が必要になる…消費燃料や資金が多く育成も大変だが、その分伸びしろは非常に高く、攻防共にUR相応の戦力を発揮する空母となるだろう。

スキル †

• 「幾望の嵐」
  戦闘開始3秒後に彩雲が、以降は攻撃時に追加で試製紫電改二・流星・彩雲3種類が発艦する。
  装備している艦載機に外装を付けると分かりやすいが、装備艦載機に先行する形で試製紫電改二と彩雲が、やや遅れて流星が飛んでいっている。
  Lv10で試製紫電改二は威力300の500lb爆弾2個を落とすものが2機、流星は威力260の重桜航空魚雷3発を放つものが2機。
  装備補正こそ乗らないが、攻撃機と爆撃機が1枠増えているようなものであり強力。
  試製紫電改二は装備の烈風T3、流星は装備の流星T3と同じ機銃も搭載しているので対空面でも貢献してくれる。
  
  彩雲によるデバフは人型優先のランダムターゲットで、敵1体の火力・雷装・対空を3%減少させるうえに、被ダメージを3%上昇させる。
  コレが最大で3回まで重複して掛かるうえに、途中で信濃がやられても掛かった相手が撃破されるか戦闘終了まで永続するという、ボス戦や演習ほど凶悪となるデバフである。
  対空値の減少自体が、航空値に依存する攻撃の被ダメージ上昇という効果をもたらすため、自前の破壊力は事実上3%を上回る上昇率が見込めるだろう。

• 「弓張りの夢蝶」
  効果が3つある支援スキル。
  • 1つ目は戦闘中15秒毎に自身の正面に蝶の形をした弾幕を張る。レキシントンや白龍の支援砲撃と同じ航空値依存の弾幕となっている。
    見た目こそ派手で弾数も多い（50匹）が、威力自体は20と高くないうえに対空値でダメージを軽減されてしまう為純粋なダメージ源としては心もとない。
    だが15秒と間隔が長いものの、それなりの自爆ボート対策にはなる。弾数が多いためシールド削りの効果も高いといえる。
  • 2つ目は所属艦隊の1回目、2回目の戦闘時に自分の航空値を最大15%上昇させる。航空攻撃に加え弾幕の威力も上昇する。演習でも発動する模様。
    下記の朔月の守りによる航空値上昇と重複して掛かるので、1回目、2回目の戦闘時は攻撃力が大きく上昇する。
  • 3つ目は所属していない艦隊の3回目、4回目、5回目の戦闘時、戦闘開始から15秒後に特殊弾幕を1度だけ発動する。威力は1つ目の効果と同じ。
    他の艦隊に影響を及ぼすものの、元々のダメージが高くないのでオマケ程度か。

• 「朔月の守り」
  効果が2つある防御スキル。
  • 1つ目は信濃が生存している限り、陣営問わず前衛にいる駆逐艦の火力・回避・対潜が最大15%上昇する。
    計算式の関係上、回避値が200を超えるような状況だと回避率への影響はそこまで無いので、重桜、ロイヤル等元々回避が高い傾向にあるキャラだと防御面での恩恵は案外少ない。
    回避がやや低めになっている傾向のある鉄血のZ級、ユニオン駆逐キャラ等だと効果が大きくなる。
    火力値の上昇は秋月型姉妹や北風等など、主砲が強い面々にありがたい効果。
    対潜値の上昇は対潜の仕様変更により、潜水艦が出現する海域だと常に恩恵に与ることが出来る。
    イベント海域ではダイバーを始めとした潜水艦出現がデフォになりつつあるのと、対潜迫撃砲「ヘッジホッグ」という凶悪な対潜攻撃の手段が手に入ったのも追い風。
  • 2つ目の効果は自身も含め、所存艦隊に重桜陣営キャラが3人居る場合に発動する。
    信濃自身の受ける砲撃ダメージ、航空ダメージを最大20%減少させ、自分を含めた所属艦隊の重桜空母/重桜軽空母の航空値と命中値を最大15%上昇させる。
    ダメージカットについては元々耐久値が戦艦並に高いこともあって、発動すると駿河と並ぶほどの硬さとなる。
    航空値においては言わずもがな、命中値も補強する手段が空母/軽空母には少ないのでかなり嬉しい効果。

総評 †

ゆるふわでお淑やかな雰囲気で争いとは縁遠そうな性格をしているが、戦闘での性能は超攻撃型空母であり、流星拳編成の主要メンバーである。
まず攻撃機が最大6機搭載することが出来る為、この時点で流星等を装備した場合18本の魚雷を一度に投下する。

さらにここからスキルで威力260×3の流星を2機発艦するため、一度の攻撃で投下できる魚雷数はなんと24本になり圧巻の一言である。
従来の空母は魚雷を投下するスキルを持っていても、メインの攻撃機の魚雷には大きく劣った威力であったり、
重桜魚雷ではない事が殆どであったが、（補正はかからないが）同威力の重桜魚雷を6本も放つのである。
この火力はあまりに驚異的であり、自身を含め重桜陣営の艦船を3隻以上編成すれば、
あの改造を施した後のロリコンにすら集中火力で勝る。ただ単体だと少し負ける。

以上の性能から中装甲以上の相手にめっぽう強く、現在の高難度バトルの主流であるMETA戦やセイレーン作戦において非常に適正があり、
セントーやロリコン、フォーミダブル等と組ませ減速させることによって、24本の魚雷を全弾ヒットさせることも可能。

単体でも非常に高い火力を誇る艦船ではあるが、後のUR建造艦と違って他の艦船と組み合わせることで発揮される真価が多い傾向にある。
信濃を持っている指揮官は是非他艦とのシナジーも考慮して使うといいだろう。

オススメ装備 †

戦闘機枠or自由枠 †

125%の2機スロットだが、戦闘機・爆撃機・攻撃機を自由に変えられるので、制空や対空が必要なら戦闘機、不要であれば爆撃機か攻撃機と選択出来る。

画像	装備名	備考
	F4U(VF-17中隊)	コアショップ限定品。対艦、対空性能共に高い上に航空攻撃時に艦隊全員の対空値を8秒間上昇させる。
	シーホーネット	過去のイベント限定品だったが兵装開発で量産できるようになった。戦闘機なのに1000lbの大型爆弾を2個も搭載した対艦攻撃力の非常に高い機体。
	ソードフィッシュ(818中隊)	当たると6秒間移動速度を減少させる汎用魚雷機。
	SB2Cヘルダイバー	爆撃機枠と併せてヘルダイバー5機に出来る。
	流星	アークロイヤル等で行える流星6機構成。当たれば強いが外れると悲しみに包まれるので、動くボス相手だと何らかのフォローは必要。
	バラクーダ	安定のバラクーダ6機構成。

爆撃機 †

130%の3機。基本的に対艦攻撃力の高い機体ほど攻撃速度が低くなっていく関係にある。

画像	装備名	備考
	SB2Cヘルダイバー	大型爆弾1個+中型爆弾2個の恩恵を受けた強力な爆撃機。
	BTD-1デストロイヤー	大型爆弾2個持ち、金装備故の航空機補正+45、爆撃機の中では対空攻撃力が高い機関砲2門。
	ファイアフライ	デストロイヤーよりも攻撃力が落ちる変わりに攻撃速度が早く、対空攻撃力も高い機関砲4門持ち。
	実験型XSB3C-1	金ヘルダイバー。

攻撃機 †

140%の4機。補正と機体数が最大なので最もダメージ、航空攻撃CTに影響する。
現状、魚雷を平行にばら撒く汎用と、ターゲットに集中させるように魚雷を放つ重桜の二種のみ。

画像	装備名	備考
	バラクーダ	汎用魚雷機。攻撃機の鉄板装備。
	ソードフィッシュ(818中隊)	コアショップ限定品。汎用魚雷機。当たると6秒間移動速度を減少させる汎用魚雷機。
	TBMアベンジャー(VT-18中隊)	過去のイベント限定品。汎用魚雷機。強烈な浸水ダメージを叩き込めるが攻撃速度は犠牲になる。
	流星	重桜魚雷機。動かないボス、あるいは他で移動速度ダウンを先行させられる場合に強力。
	Ju-87 D-4	流星互換品。少しだけ威力は下がるが少しだけ攻撃速度が早く、発艦順微調整等で便利。
	ワイヴァーン	量産性に難がありすぎるが汎用魚雷4本発射で制圧力が非常に高く、迎撃発進も行う有能攻撃機。

設備 †

画像	装備名	備考
	ホーミングビーコン	流星6、あるいはヘルダイバー5構成にすると装填時間がやや長くなるのを少しだけだがフォロー可能。
	油圧カタパルト	航空値+100の空母系鉄板装備。装備箱限定だが箱の種類は問わないので案外手に入れやすい
	消火装置	後半海域で旗艦配置する場合に。
	強化油圧舵	戦艦並の耐久値があるので、素直に回避を上げた方が硬くなる。

オススメ編成 †

朔月の守りの被ダメ減少効果と重桜空母へのバフ効果発動に重桜所属キャラがあと2人必要となる。

主力 †

画像	キャラ名	備考
	長門	陣営バフで空母系の与ダメージを20%上昇させる。ただでさえ高い信濃の攻撃ダメージが跳ね上がる。
	大鳳	単独運用可能な重桜空母その1。
	赤城（μ兵装）	単独運用可能な重桜空母その2。
	カサブランカ	重桜ではないが空母/軽空母に対する強力なバフを所持している。

前衛 †

主砲補正が100%を超えている駆逐キャラなら基本的に相性は良い。
回避がやや低めな傾向にある鉄血、ユニオン、北方連合、東煌、サディア、アイリス/ヴィシア等には回避上昇バフも嬉しい。

画像	キャラ名	備考
	北風	第二期計画艦。敵の装甲に左右されずダメージを出せる特性上、火力値上昇による影響が大きく出る。
	涼月	砲撃型の秋月型姉妹たち。
	夕暮改	砲撃型ではないが、随伴空母と改造により空襲先導を併せ持つため、重桜編成の枠を埋めつつ更に硬く更に高火力に出来る。
	タシュケント	主砲や全弾発射等で砲撃によるダメージ比率の高い面々。
	ル・マラン
	ル・マルス改
	鞍山
	Z1改他Z級駆逐艦
	エルドリッジ他ユニオン駆逐艦

キャラクター †

大和型戦艦の艦体から改造された、重桜所属の装甲空母。
言葉遣いが古風で儚げな雰囲気をまとっているが、仲間思いで人柄が穏やか。
いつも眠そうにしており、いつの間にか重桜昼寝部の部員（？）になっていた。

好きなもの・こと：うどん
苦手なもの・こと：自身が観た「何か」、畏まられること
一人称　　　　　：妾（わたし）
趣味　　　　　　：睡眠
特技　　　　　　：「夢」を観測（み）ること
（「びそくぜんしんっ！」）より

初めて実装された大和型であり、重桜のKAN-SENからは尊拝されている存在。重桜幹部の赤城たち一航戦に代わるほどの指揮権を有している。
大和型の戦艦を改装したため、完成した当時は最大最強の空母と評されていた。
重桜の艦たちは信濃が近寄りがたい地位にいるので距離をおいて話すが、できれば親しくなりたいと考えて様子を伺っている。
彼女の難解な言葉遣いを読み解けるKAN-SENは少ないらしく、熊野が口語訳してくれる。
『照らす螺旋の鏡海』においてはアーチャーフィッシュが口語訳をしていた。

月齢をモチーフにした装飾からも分かるように、モデルは日本神話のツクヨミノミコトな模様。
他の狐タイプとは違い、いつでも九尾と狐耳は消すことが出来るらしい。

彼女にとって全ての事象は「泡沫の夢」であり、いつも眠そうにしながら難解な言葉を語っているが――

• 大陸版だと名前が鵗になる。「希」+「鳥」。無論、常用漢字ではない。
  爾雅、中国最古の類語辞典とされる全19巻の書物のうち、鳥に関する言葉を纏めた17巻目で出てくる、中国北部でキジを意味する言葉。
  爾雅の編纂時期の詳細は不明だが、漢王朝初期、前漢成立後ではないかと考えられている。

元ネタ †

大日本帝国海軍が建造した大和型戦艦…を改装した空母。
大和型戦艦をベースにしただけあって超巨大空母であり、第二次世界大戦中はおろか、1961年に原子力空母エンタープライズが登場するまで世界最大というほど。
しかし現存する写真が少ない(たったの3枚！)うえに、戦歴というのも烏滸がましいほどの短命さが相まって、大和型姉妹の中では非常に知名度が低い。

大和型を空母にしたのだから、完成したら凄い空母になったはずだと思う人もいるかもしれないが、実際の空母としての性能はイマイチ。
忠実に再現しすぎてしまうとSRすら怪しい程なので、アズールレーンでは「理想の計画通りに完成した信濃」という（半分特別計画艦に近い）形になっていると思われる。

• まず、ただでさえ大型の大和型戦艦が元なので非常に鈍足。アズレンでは速度28とされているが、実際は27ノット予定という加賀（空母）に迫る遅さだった。
  最も、艦隊行動は常時最大船速で行われるものではないのでこれはまだ軽い方。加賀（空母）も遅すぎるせいで足を引っ張ったという資料はあまり見当たらない。
• 大型空母でありながら、搭載機数は予定で合計45機前後と少なめで、第一次改装後のイラストリアスと同程度しかない。
  これは既に中甲板付近までは戦艦としての工事が進んでいたこと、完成を急いだことで格納庫が一段止まりになったことが第一原因。
  第二原因として、帝国海軍の烈風、流星などの新型艦載機が格納性に乏しかった（翼を折り畳んでもかなり横に広い）ことが原因と思われる。
  知っての通り、烈風は開発遅延を起こしていたので紫電改の搭載を予定していたらしいが、紫電改は紫電改で主翼を畳めるのかも怪しい。
  • 一応、信濃は雲龍型と同じでエレベーターが拡大されていたので折り畳めなくても紫電改や烈風を載せられはした。
    戦闘機を多く手がけた三菱飛行機だが、主翼の折り畳みに関しては失敗続きで零戦も先端が僅かに畳める程度である。
• 戦況悪化で熟練工が減ってしまっていたことに加え、完成を急ぐあまりに杜撰な製造過程を踏んでしまった為、進水式は終了後即修理行きという悲惨な結果に終わる。
  大和型戦艦2番艦の武蔵でさえ19か月かかった艤装を3か月、しかも素人やそれ未満の畑違いまで狩り出して仕上げた為、信濃の完成度は動けば御の字という低さだった。
  パソコンの電源の入れ方すら分からないような人に自作PC制作を頼むようなものである。
  そしてそれだけ完成を急いだにも拘らず、既にレイテ沖海戦で大敗を喫していたために活躍の場も失った手遅れの状態であった。

最後は1944年11月29日、残工事を終了させるべく呉海軍工廠に艤装未完成状態で回航中、米潜水艦アーチャーフィッシュの雷撃を受け、沈没。
十分な訓練すら疎かにした素人だらけの信濃は被雷時に混乱を極め、数名程度だった戦死者を最後には半数以上に引き上げるという、当時の帝国軍末期に多発する最期を迎えてしまった。
竣工から10日、出航から17時間という艦歴は今でも世界最短記録となっている。
信濃を嫁とする指揮官には、是非とも本人が望むように前世の無念を存分に晴らさせてあげてほしい。

名前の元になったのはかつて日本の行政区分であった信濃国に由来する。現在の長野県全体と、岐阜県の中津川市の一部で構成されていた。信州とも呼ばれる。
奈良の遺跡から出土した木簡によれば、704年頃には科野と呼ばれていたのが判明している。刹那觀る胡蝶の夢のステージバフ「科野の御籤」はここからだろう。
科野→信野→信濃と変遷していった模様。

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