94式高射装置

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基本情報 †

装備種		特性		所属陣営
設備		なし		重桜
	画像	★	強化	初期	+10	+11
T0		4	対空	22	55	59
			命中	4	10	11

特徴・運用法 †

2018年8月にコアショップに追加された。対空値と命中を伸ばす設備。
艦種の装備制限が無く、誰でも装備可能。
設備で空母の命中を上げる手段はコレかZ旗しか……無かったのだが、後にキズナアイコラボにて最大命中+25のランダムワード生成器が追加されている。
イベント限定装備とは異なり、コアショップから削除されない限り常時入手可能という点が最大の特長かもしれない。

歴史 †

• 日本海軍で採用された、対空射撃用火器管制装置。操作性が悪かった91式高射装置の改良を目指し、1934年より開発がスタートした。
  新開発のセルシンモーターを投入した事で強力な通信が可能となり、91式では一体化していた高射機と高射射撃盤を分離。
  油圧式によって操作員を載せたまま運用する事が出来、しかも操作員を7名まで削減する事に成功。目的の操作性改善は見事果たされた。
  自動追従システムも搭載されていたが、被弾時にシステムが破壊された事も想定して手動操作も可能にしていた。
• この装置で目標となる敵機を観測し、目標の速度、高度、角度などの得られたデータを機械式計算装置に入力して対空射撃を行うのに
  最適な数値を割り出していた。装置自体の精度については米軍側の調査でも評価は意外と高かった。カタログスペック上、目標となる
  敵機の速度は912.5km/h程度まで対応可能である。高射装置として傑作だったため、軍艦の標準装備となった。秋月型駆逐艦には2基搭載され、
  2つの目標に対し管制射撃が可能という画期的な性能を誇っていた。
  • ゲームでは潜水艦が装備可能になっているが、装置の全高はおよそ1.7m、左右には長さ4.5ｍもある対空用測距儀が突き出ており、
    とても潜水艦に装備出来るような代物ではない。
    　
• これだけ聞くとすごい装置のように思われがちだが、観測自体は観測員の目視による職人芸頼みで装置自体も複雑なため習熟が大変。
  同じ問題に突き当たり電子技術の進歩などで改善を計った連合国側の射撃管制設備*1と比べると、アナログな熟練の観測技術に
  頼ったままになっていたのが祟り、熟練兵が居なくなると急速に精度が悪化してしまった。このため自動追従システムも戦争末期に入ると
  撤去されている。計算装置のパーツ単位での精度悪化も合わさって長10cm高角砲の命中率を落としてしまっていた原因にもなっており、
  後継の高射装置の開発も行われていたがついぞ大戦中に制式採用に至ることはなかった。四式高射装置なるものは作られたが、機銃用の
  九五式高射射撃装置を改修したもので対空砲には力不足であった。
• 複雑な装置の為、生産効率が悪く月産5台と少なかった。値段も13万5000円(2万円で1億相当)と戦闘機並みに高かった。
  秋月級駆逐艦は2基積む予定だったのだが、冬月型や花月型などの後期型は簡易化によって1基に減らして調達しており、
  本来乗せる場所だった部分は機銃増設のスペースに割り当てられた。

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