[[戦闘機リスト]] > ''F2Aバッファロー''
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#contents

*基本情報 [#info]
|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:|c
|>|>|>|>|>|>|>|>|>|~名前|~装備種|~特性|~所属陣営|>|~艦載機速度|>|>|>|~到達ダメージ係数|
|>|>|>|>|>|>|>|>|>|F2Aバッファロー|戦闘機|航空|ユニオン|>|45|>|>|>|88|
|~T|~アイコン|~★|>|>|~基本速度|~航空|>|~艦載機&br;最大回避|>|~艦載機&br;基本耐久|>|>|>|>|>|>|>|~設計図|
|~|~|~|>|~初期|~最大|~|>|~|~初期|~最大|>|>|>|>|>|>|>|~|
|~T1|&ref(戦闘機リスト/F2AバッファローT1_icon.png,nolink,40x40);|1|>|13.27s/回|12.80s/回|0|>|8|29|43|>|>|>|>|>|>|>|なし|
|~T2|&ref(戦闘機リスト/F2AバッファローT2.jpg,nolink,40x40);|2|>|12.96s/回|12.48s/回|5|>|8.5|33|48|>|>|>|>|>|>|>|なし|
|~T2|&ref(戦闘機リスト/F2AバッファローT2_icon.png,nolink,40x40);|2|>|12.96s/回|12.48s/回|5|>|8.5|33|48|>|>|>|>|>|>|>|なし|
|~T3|&ref(戦闘機リスト/F2AバッファローT3_icon.png,nolink,40x40);|3|>|12.64s/回|11.69s/回|12|>|9|37|70|>|>|>|>|>|>|>|2-3|
|>|>|>|>|>|>|>|>|~搭載兵装(機銃)|>|>|>|>|>|>|>|>|>|~搭載兵装(爆弾)|
|~T|>|~名前|>|~ダメージ|>|~基本速度|~機銃&br;射程|~機銃&br;射角|>|>|~名前|>|~ダメージ|~破壊&br;範囲|~投射&br;範囲|>|>|~対甲倍率|
|~|>|~|~初期|~最大|~初期|~最大|~|~|>|>|~|~初期|~最大|~|~|~軽|~中|~重|
|~T1|>|4 x 12.7mm機銃|18|24|0.88s/回|0.82s/回|30|180|>|>|>|>|>|>|>|>|>|-|
|~T2|>|4 x 12.7mm機銃|20|26|0.84s/回|0.78s/回|30|180|>|>|>|>|>|>|>|>|>|-|
|~T3|>|4 x 12.7mm機銃|22|36|0.79s/回|0.70s/回|30|180|>|>|>|>|>|>|>|>|>|-|
|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|~入手方法|
|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|[[クロキッド装備箱>アイテム一覧#y8a7054e]]、通常海域での設計図ドロップなど|

*兵装開発 [#ub62686b]

#region(兵装開発)
#includex(兵装開発/ユニオン/戦闘機,titlestr=off)
#endregion

*特徴・運用法 [#feature]
-[[九六式艦戦]]と共に2-3で設計図が拾える最初の戦闘機。
攻撃速度はこちらが若干劣るものの、機銃の威力で巻き返せる範疇。
[[F4Uコルセア]]などの★4でT3に到達する艦載機が拾える3章以降は空母戦が多いため、空母を早期から運用している場合は
航空戦に備えていくつか用意しておきたい。

*歴史 [#history]
-ブルースター・エアロノーティカル社開発のアメリカ海軍所属艦上戦闘機。機銃から考えてモデルはF2A-2、ないしはF2A-3。
総生産数は509機。[[サラトガ]]などの空母に搭載されたほか、44機はスペックダウンの改造を施した上でフィンランドに輸出された。
イギリスをはじめとする英連邦にも輸出されており、バッファローはそちらでの愛称。空軍のほか、一部は海軍航空隊でも用いられた。
F2A-3は最大速度は約517km/h、航続距離約1550km、12.7mm機銃4挺、45kg爆弾×2。

#region(F2Aバッファロー、そしてブルースター社の歴史)
-ブルースター社は前身が自動車メーカーの一部門で、それが分離独立し航空機のパーツの下請け会社になったが
下請けの傍らで自社航空機の設計も始めており、グラマン社のF3Fの後継機を決めるコンペに参加。
要求事項は1936年に決められ、グラマン、セバスキー、ブルースターの三社の試作機の内、ブルースター社のモデル139がもっとも高性能であり、海軍での採用が決まった。
バッファローと名付けられたこの戦闘機の性能の高さは諸外国でも評判が良く、外国に輸出されている。

-しかし、ブルースター社は設計能力自体はそこまで悪くなかったが、後述する問題により納品期限までに生産が間に合わない事がよくあった。
海軍はブルースター社の生産能力の低さに失望しており、ここにライバルのグラマン社は、落選した試作機の設計を単葉機に改めて
性能が改善されたF4Fワイルドキャットを海軍に売り込み採用を勝ち取った。そして生産能力の差により日米開戦時には[[F4Fワイルドキャット]]が数の上で主力機となった。
また航空機技術の急速な進歩により、日米開戦時には枢機国側の戦闘機に対応するにはF2Aバッファローは既に性能不足に陥っていた。
またドイツ・イタリアと丸二年に及ぶ全面戦争を戦って深刻な戦闘機不足に陥っていた英連邦では更新がままならず、150機ほどが極東に配備されていた。

-開戦以前からの予想通り、日本陸海軍の新型機には軒並み苦戦を強いられた。たとえば英連邦軍では2ヶ月余りで稼働20機前後にまで消耗している。((60機あまりが撃墜、40機あまりが地上撃破、20機あまりが事故で失われた))
オランダ領東インド陸軍航空隊にも輸出型のF2Aが配備されていたが、火力不足で碌に活躍出来ず苦戦している。
イギリス極東空軍に配備されたものは数機が完全な状態で日本軍に鹵獲されており、国策映画の敵機役として出演させられてしまっている。

--それでもこの間爆撃機を中心にそれなりの撃墜戦果も挙げており、英連邦軍の4人がバッファローだけでエースとしての戦果を挙げている。
アメリカ軍では主立ったものとして、第221海兵隊航空団所属のF2A-3はミッドウェー海戦に参加しているが、ミッドウェー島から迎撃に出たF2A-3は
日本の機動艦隊から出撃した第一波攻撃隊と戦闘した結果、8機を撃墜するものの、F2A-3は大損害を被り第221海兵隊航空団は戦闘力を喪失した。
F2A-3は背面装甲板を装備し、防弾燃料タンクを装備した改良型であったが、運動性が犠牲になっており
零戦相手に空戦能力で何一つ勝っていない((急降下制限速度は唯一勝っている))というのが生き残ったパイロットの証言であり
以降は練習機使いとされ第一線を退いている。母国であるアメリカでは、バッファローでの戦果だけでエースとなったパイロットは誕生しなかった。
-対日戦ではあまり活躍できなかったが、フィンランドに供与された機体は1944年まで現役で対ソ連戦で重宝され「空の真珠」とさえ言われた。

-ブルースター社は、F2Aバッファローを逐次改良しつつ、最終的にXF2A-4を設計しており、
1700馬力の発動機を備え、最大速度648km/h、運動性の向上、12.7mm機銃6挺という設計を1941年に海軍へ売り込んだが
後述の問題で信用を失っており採用されていない。

-ブルースター社の問題は設計ではなく、それ以外にあった。それは既に戦前に既に問題になっており戦時にはさらに悪化している。
その内実は、工場の不合理な配置、過大な生産能力の宣伝、それによる過大な受注、劣悪な労働環境、それによって引き起こされる不良率の高さ、
度重なるストライキによる生産遅延、共同経営者によるペーパーカンパニーを通じた不当な中抜き、1000万ドルに及ぶ不正会計etc...
その結果が「納品が遅れた上に低品質な航空機で、しかも他の会社より値段が高い」という事態になってしまった。
不良品による事故や生産問題は議会や新聞にも取り上げられ、戦時中のアメリカの中で起きた生産問題では最大のものと言われている。
この事態に海軍はブルースター社を1942年に接収し[[カサブランカ]]級護衛空母の青写真を書いたヘンリー・J・カイザーが
経営と生産を見直したりと努力は続けられ、[[F4Uコルセア]]のライセンス生産を行っていた。しかし改善こそしたものの、
なお海軍を満足させる生産能力を達成出来ず、1944年には契約を打ち切られ戦後ブルースター社は倒産してしまった。

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TIME:"2023-08-24 (木) 15:06:20" REFERER:"https://azurlane.wikiru.jp/?cmd=edit&page=F2A%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AD%E3%83%BC"

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