艦種別リスト > ケルン
基本情報 †
プロフィール |
| 名前 | ケルン KMS Köln |
レアリティ | N→R |
艦種 | 軽巡 |
陣営 | 鉄血 |
CV | 小野涼子 |
イラスト | ハオ |
耐久 | C→C | 火力 | C→C |
雷装 | B→B | 回避 | B→B |
対空 | C→B | 航空 | E→E |
速力 | 32 | 運 | 62 |
装甲 | 軽装甲 |
SD | |
自己紹介 |
ケーニヒスベルク級軽巡の三番艦のケルン。 このスラッとした体は私達三姉妹の自慢でもあります。 かつては世界一周に参加し、バルト海と北海で行動していました。 防御作戦も侵攻作戦も私におまかせください |
入手方法 |
建造 (01:10:00) | 小型建造(2019/08/15〜常設) |
ドロップ | 3-2、3-4、4-1、4-2、5-1、5-2、5-3、5-4、6-1、6-2、6-4、7-1、7-2、7-3、7-4 12-1、12-2、12-3、12-4 各種イベント・作戦履歴 |
その他 | 支援要請 |
ステータス |
LV | 好感度 | 耐久 | 火力 | 雷装 | 航空 | 対空 | 対潜 | 装填 | 回避 | 命中 | 消費 |
125改 | 200 | 3885 | 183 | 337 | 0 | 375 | 113 | 192 | 133 | 166 | 8 |
100 | 3690 | 175 | 321 | 0 | 356 | 107 | 182 | 126 | 157 |
120改 | 200 | 3803 | 181 | 333 | 0 | 367 | 111 | 190 | 129 | 161 |
100 | 3612 | 172 | 318 | 0 | 349 | 105 | 180 | 122 | 153 |
100改 | 100 | 3299 | 164 | 303 | 0 | 320 | 98 | 170 | 107 | 136 |
100 | 100 | 3059 | 144 | 258 | 0 | 305 | 98 | 165 | 107 | 136 |
1 | 50 | 578 | 28 | 51 | 0 | 63 | 25 | 64 | 29 | 51 | 2 |
装備枠 | 初期装備 | 補正(MIN/MAX/改造) | 最大数*1 |
軽巡主砲 | 150mmSKC/25三連装砲T1 | 110%/120%/120% | 1 |
魚雷 | - | 145%/155%/170% | 2 |
対空 | - | 120%/130%/135% | 1 |
設備 | - | - | - |
設備 | - | - | - |
艦船技術 |
艦級 | T3 ケーニヒスベルク級 |
解放条件 | 効果 | 技術Pt |
入手 | 【軽巡】耐久+1 | +6Pt | +30Pt |
突破MAX | - | +14Pt |
Lv.120 | 【軽巡】耐久+1 | +10Pt |
スキル名 | 効果 |
| 火力全開 | 20秒毎30.0%(MAX60.0%)で発動。10秒間自身の火力が20.0%(MAX40.0%)アップ |
| コリブリアサルト (要改造) | Fl-282を装備時、戦闘開始10秒後に発動、その後は30秒毎に発動。Fl-282を1機発進させ、10秒間敵潜水艦を探知済状態にし回避を5.0%(MAX15.0%)低下させ、味方全員の敵潜水艦へのダメージが5.0%(MAX15.0%)アップする |
| 全弾発射-ケーニヒスベルク型I/II | 自身の主砲で12回(8回)攻撃する度に、全弾発射-ケーニヒスベルク型I(II)を行う |
上限突破 |
初段 | 全弾発射スキル習得/武器補正+2% |
二段 | 魚雷装填数+1/開始時魚雷+1/武器補正+3% |
三段 | 全弾発射弾幕強化/武器補正+5% |
全弾発射スキル | 特殊弾幕スキル |
| - |
大陸版wikiのページ:https://wiki.biligame.com/blhx/科隆
改造 †
総計 | 耐久 +240 装填 +5 雷装 +45 対空 +15 火力 +20 魚雷補正 +15% 対空補正 +5% 習得:コリブリアサルト | 巡洋改造図T1 ×13 巡洋改造図T2 ×18 同キャラまたはブリ ×1 | 13600 | Lv80 | ★★★★ |
改造内容 | 詳細 | 必要な設計図その他 | 費用 | 必須レベル | 必須レアリティ |
艦体改修I | 耐久 +70 | 巡洋改造図T1 ×1 | 200 | 1 | ★ |
装填強化I | 装填 +5 | 巡洋改造図T1 ×2 | 300 | 5 | ★ |
魚雷改修I | 魚雷補正 +5% | 巡洋改造図T1 ×2 | 400 | 20 | ★★ |
雷撃強化I | 雷装 +10 | 巡洋改造図T1 ×2 | 500 | 25 | ★★ |
対空砲強化I | 対空補正 +5% | 巡洋改造図T1 ×3 | 600 | 35 | ★★★ |
対空強化I | 対空 +15 | 巡洋改造図T1 ×3 | 800 | 40 | ★★★ |
艦体改修II | 耐久 +70 / +100 | 巡洋改造図T2 ×1 / ×1 | 1000/1000 | 50 | ★★★ |
魚雷改修II | 魚雷補正+5% / +5% | 巡洋改造図T2 ×1 / ×2 | 1200/1200 | 55 | ★★★★ |
雷撃強化II | 雷装+5 / +15 | 巡洋改造図T2 ×2 / ×2 | 1400/1400 | 70 | ★★★★ |
近代化改修 | 火力+20 雷装+15 1つ目の【設備】が【ヘリ】を装備可能 | 巡洋改造図T2 ×6 同キャラまたは汎用型ブリ ×1 | 1600 | 75 | ★★★★ |
戦術啓発 | 習得:コリブリアサルト | 巡洋改造図T2 ×3 | 2000 | 80 | ★★★★ |
改造後のキャラ絵 †
改造後ボイス †
入手時 | うん、前よりもっと上手く執務を補佐できる気がします。指揮官、ご安心ください、指揮官の重用とご期待、ケルンは絶対に裏切ったりはしません |
ログイン | 今日のタスクのリスト、それと私の方で整理した仕事の優先度に関する資料です。ご確認ください |
詳細確認 | データ以外のことでも、遠慮なく私に聞いてください |
メイン1 | 緻密に作られたプランがあってこそ、能率よく仕事を遂行できます。指揮官、次の予定は―― |
メイン2 | デスクワークは作業環境が静かであってこそ能率よく執務できますね。はあ…こういうときは姉さんたちには来てほしくないものですね…… |
メイン3 | 指揮官、暇な時でいいですから、戦術教室でみんなの授業を見学なさってはいかがですか? |
タッチ | じっと私を見つめたり、雑談したりすることより、もっと大事な予定が控えているとは思いませんか? |
タッチ2 | ……たまには母港での自分の風評を気になさったほうがいいですよ、指揮官 |
ボイス †
入手時 | 賢明そうな指揮官ですね。私はケルン、執務の補佐は私にお任せください |
ログイン | おかえりなさい指揮官。今日のスケジュールです。ご確認ください |
詳細確認 | 指揮官はどのデータが見たいのでしょうか? |
メイン1 | うぅ…今月の予算がまた… |
メイン2 | ケーニヒスベルク姉さん、指揮官をこれ以上からかうと変なことに目覚めちゃうよ |
メイン3 | カールスルーエ姉さん、指揮官は忙しいから、遊ぶなら一人で遊んで |
タッチ | ん?何かご指示ですか?指揮官? |
タッチ2 | 部下に手を出すのは鬼畜の所業ですよ、指揮官 |
任務 | 新しい任務の通達です。今のスケジュールに付け加えましょうか? |
任務完了 | 任務完了です。報酬の品をリストアップしますか? |
メール | 指揮官宛の新しいメールがあります。ご確認ください |
母港帰還 | 作戦お疲れ様です、指揮官。今日の次のスケジュールは…(パラパラ) |
委託完了 | 遠征に出たみんなが帰ってきましたね。観閲をお供致しましょうか? |
強化成功 | 指揮官は部下にも気を配るいいお方ですね |
戦闘開始 | 敵艦見ゆ、雷撃戦用意! |
勝利 | ふぅ…今回はまあ…合格、ですね? |
失敗 | うう…また失敗しちゃった〜か、解体だけはしないでぇ〜 |
スキル | うん、今よ! |
▼好感度系 |
失望 | 指揮官、オフィスハラスメントは犯罪ですよ |
知り合い | ケルンがお役に立てることがありますか? 何でもお申し付けください |
友好 | 指揮官が近づきやすい方でよかったです。……私、強引な方は少し苦手で… |
好き | ほ、ほかの姉妹たちが指揮官の魔の手に落ちないようにこ、この私が…… |
ラブ | ま、まったく、指揮官は私が見張っていないといけないのですね。公務でもプライベートでも補佐は私に任せてください。べ、別に指揮官を独り占めしたいんじゃありませんよ! |
ケッコン | これで指揮官により近づくことができます!……あ、なんでもありません!コホン、指揮官ありがとうございます。ケルン、ご期待を裏切らないよう努力します! |
ゲームにおいて †
性能 †
- 2017.12/26現在の時点ではケーニヒスベルクはスキル:装填指揮・巡洋艦を持つ扱いやすさと他巡洋艦とのシナジーを持ち、カールスルーエは改造で長所を伸ばしつつスキル:攪乱作戦で露払い能力が高くなったため、どうしても二人の姉には水をあけられてしまっている。
とはいえ、本艦が扱いやすいバランス型の軽巡であることには変わりない。
改造 †
- 改造による能力値の成長はカールスルーエ改と同じ。雷装および魚雷補正が大きく上がり、対空と装填の伸びは控えめ。
また、近代化改修で艦種が更新され、設備枠1にヘリ(ヘリコプター)が装備可能になる。
- 戦術啓発での習得スキルは「コリブリアサルト」。
Fl 282を装備することで、戦闘開始から10秒後、それ以降30秒ごとに発動する、潜水艦探知&対潜ダメージバフスキルである。
過去イベントでの限定装備品だったが、コアデータのラインナップに追加され恒常入手が可能になっている。
二つある設備装備枠のうち、設備1(上段のほう)にしか装備できない。見当たらなくても慌てないように。
オススメ装備/編成 †
- 主砲
現状装填が軽巡内でワースト10に入り、火力・主砲補正共に低い方である。
とはいえ極端に低い訳でもなく、軽巡の役割はしっかり果たしてくれる。一緒に入れる艦次第で装備を選んでいこう。
- 150mmTbtsKC/36連装砲T3
徹甲弾主砲。言わずと知れたハイエンドな軽巡砲。徹甲弾による貫通ヒット・速い発射サイクル・弾のの拡散範囲が20度と狭目で単体への全弾ヒットが狙いやすいと至れり尽くせり。
4-2で設計図が落ちる為入手難度も低い。迷ったら取り敢えずコレを積んでおけば間違いない。
- 155mm三連装砲T3
榴弾主砲。上記3つの徹甲弾主砲の様に複数の相手に貫通ヒットせず装填も遅いものの、その分火力に優れ延焼ダメージが狙える。
24度と適度に拡散範囲が広く、離れて撃てば広範囲をカバー出来、手動であれば敵に近付いて撃つ事で全弾ヒットも狙える。
レア度の高さによる火力のプラスも高く、元々装填もそこまで速くないので発射間隔も大して気にならない為オススメな装備。
だが同時に金レアであるという入手難度の高さと全弾発射のサイクルが遅くなるのがネック。
しかし他の上記の砲達を搭載した軽巡と組ませる場合は榴弾による独自の役割を持たせられるので入手できたならばこちらを積んでいきたい。
- 152mm三連装砲(ユニオン)T3
榴弾主砲。上記155mm三連装砲の相互互換。装填がわずかに下がり威力がわずかに上といった性能だが、こいつにとってそんなことは重要ではない。
こちらは拡散範囲が矢鱈広くなんと42度。軽巡砲においてぶっちぎりの数値であり、そのせいで同時にお世辞にも扱いやすくはない。徹甲弾なら最高峰の対多数兵器にもなったであろうが。
だが射程が60と妙に長い事もあり、適当に動きまくるオート操作時においてはその拡散範囲のおかげで敵に当たりやすい。
そんな訳で演習などに装備して行くと意外な性能を発揮してくれたりする。火力は申し分ない為装備が足りない場合に装備するのもありかもしれない。
- 魚雷
本艦はバランス型だが雷装と魚雷補正が高い為こちらがダメージソースとなる。なるべく性能の高いものを装備していこう。
- 対空砲
軽巡らしい高い対空が売り。むしろ高い対空を持ちつつも軽巡として最低限の主砲と高い雷装を持っているという使い勝手の良さが他軽巡にはないケーニヒスベルク級の特徴といっても過言ではない。
是非とも魚雷と同じく性能の高いものを優先的に積んでいきたい。
- 設備
大きな差はないが軽巡内では速力が遅い。なので速力の上がるものを積んでカバーしてもいいだろう。
その他耐久や回避を伸ばして生存性を上げるのも悪くない。
改造完了後は対潜戦闘を意識した設備も選択肢に入る。その場合、スキルの発動に関わるFl 282は必須として、ソナーで探知に特化させるか、爆雷投射機で対潜攻撃力を強化するかはお好みで。
キャラクター †
「戦術教室」にいるお姉さん。なので獲得前から姿を何度も見ている人も多いはず。
失敗時ボイスの「解体だけは〜」というボイスはバレンツ海海戦の結果に相当カッカ激怒したヒトラー総統から出された「大型艦解体命令」に由来すると思われる(結局解体はされなかったが退役はさせられている)。
また予算に関してのボイスがあるが、これは陸軍と空軍に予算はおろか燃料と鋼材割り当てを常に掻っ攫われていたドイツ海軍の日常からきているのかもしれない…。
彼女の艦名の由来はドイツでも大都市の一つとして挙げられる、ケルン大聖堂などで有名なドイツ中西部の都市ケルン。
学園の教室担当だったり眼鏡をかけたインテリ風な雰囲気を持つのは、欧州最古かつドイツ最大規模のケルン大学及び欧州最大規模のケルン音楽大学が存在する学術都市であるからだろうか。
艤装の上部にある部分の紋章は姉たち同様に艦名の由来となったケルン市の紋章がペイントされている。
元ネタ †
ドイツ海軍のケーニヒスベルク級軽巡洋艦の3番艦Köln。同名の艦艇としては3代目になる (なお前代までの2隻はドイツ語ではCölnと綴った。これはKölnの古い綴りになる)。
ドイツ艦艇初の三連装砲を装備し、同時に15cm三連装砲を装備した初の軽巡洋艦でもある。軽量化のため船体の80〜85%に軽合金を使用し、電気溶接。
当時最新鋭の、ドイツ海軍の最先端技術を盛り込んだ夢のような軽巡洋艦の3番艦。(悪夢とか言ってはいけない)
諸元は全長174m、排水量7700トン、乗員514名(士官21名、水兵493名)、最大速力32ノット、航続距離5700海里。
詳しくは長女のケーニヒスベルク女史を参照していただきたい。
後方から撮られた写真。K級の特徴であるオフセット配置された2番・3番砲塔がよく分かる。
恐らく3姉妹の中で最も活躍したであろうと思われる。艦の性能上、作戦行動できる海域が限られていたものの、その限られた中で作戦を遂行し続けた艦。つまりイケメンである。
1926年8月7日、ヴィルヘルムスハーフェン工廠で起工。1928年5月23日に進水し、1930年1月15日に竣工した。艦名のケルンは、ノルトライン・ヴェストファーレン州の州都から取られている。
ケルンの名は代々受け継がれており、本艦で三代目となる。1930年7月から10月にかけて、バルト海で訓練。その後の1932年12月8日、練習航海と親善訪問を兼ねて、スエズ運河を経由して東南アジア、
そして日本にも来航している。 というよりもよくそれだけの距離を航海して無事に辿りつけたものであるこの長距離航海の際、やはりと言うべきか。
練習航海中のエピソードにこういうものがある。ケルンが中国のチンタオに寄港した時、イギリス東洋艦隊の空母イーグルが停泊していた。ケルンに乗艦していた候補生一同が表敬訪問をしたが、
この中に後のU-73の艦長ヘルムート・ローゼンバウムの姿があった。彼は9年後、地中海でそのイーグルを沈める事になる。
姉のカールスルーエが洋上で船体に断裂が発生、サンディエゴにて緊急修理を受ける羽目になり、かねてよりの電気溶接による強度不足が露呈してしまった。1933年12月12日、長旅を終えて本国に帰投。
1934年6月9日から23日まで、装甲艦ドイッチュラントとともに北大西洋で訓練。11月から翌年2月までヴィルヘルムスハーフェンで修理を受けている。
1936年5月6日、ポルトガル沿岸で訓練。6月7日、スペイン内乱に介入。沿岸部での警備・監視活動に従事し、アルメリア沖で禁輸品を運ぶ船舶がいないか目を光らせた。
1938年1月から2月にかけてキール工廠で修理。1939年3月、ヒトラー総統を乗せたドイッチュラントとともにメーメル返還に参加。記念式典に参列している。その後の4月13日、北大西洋で訓練。
8月にはバルト海西部で訓練に従事した。
1939年9月1日、ドイツ軍のポーランド侵攻を契機に第二次世界大戦が勃発。開戦劈頭、ケルンはドイツ湾へ機雷を輸送した。そしてポーランド湾に展開し、敵軍の艦船が逃走しないよう封鎖を行った。
10月8日、駆逐艦9隻とともにノルウェー方面に進出。イギリス軍の艦艇をドイツ空軍の勢力圏内へ誘い出す作戦だったが、すぐに偵察機に発見され、イギリス本国艦隊が出動したため
慌ててバルト海に引き返している。11月21日、巡洋戦艦グナイゼナウやシャルンホルスト、軽巡ライプツィヒ等を僚艦としてヴィルヘルムスハーフェンを出港。北海方面で活動し、
駆逐艦部隊と共に機雷敷設などを行う。帰路のエルベ河口付近で英潜水艦ウスラの雷撃を受けるが、損傷は軽微であり無事帰港できた。こうして1939年を終えた。
1940年3月、ノルウェー攻略作戦ことヴェーザー演習作戦に参加すべく第三戦隊に所属。4月2日、姉のケーニヒスベルク、カールスルーエと共に出撃し、ベルゲン攻略に参加。
そのうちケーニヒスベルクとケルン、砲術練習艦ブレムゼには占領を担当する陸軍兵900名が便乗していた。
4月9日早朝、ベルゲンに接近したドイツ艦隊はノルウェー軍の沿岸砲台から手荒い歓迎を受ける。さっそくケーニヒスベルクが被弾し、雲行きが怪しくなる。
ドイツ艦隊は反撃しつつ、占領部隊を上陸させる。敢闘の結果、その日のうちにベルゲンの市街は占領され作戦は成功。
ところが、翌10日。応急修理中のケーニヒスベルクにスクア爆撃機が襲い掛かり、3発の命中弾を喰らって沈没してしまう。
またクリスチャンサンの攻略作戦に参加し、帰路についていたカールスルーエも英潜水艦トルーアントの雷撃を受け、沈没。
三隻いた同型艦は、ケルンだけを残して全滅し、孤独で長い戦いが始まった。4月11日、帰港。
1941年より諸々の改装を受ける。ヘリコプターの先祖たる回転翼機の発着艦実験に協力しており、イージス艦の先駆けとも言える存在だった。
1941年9月23日、対ソ連戦に参加することになったフィンランド支援のため戦艦ティルピッツらと共にシュヴィーネミュンデを出撃。バルト海に赴き、オーランド諸島近海を哨戒する。
ティルピッツを擁するドイツの大艦隊を前に、ソ連海軍は身動きが取れなかった。そこへドイツ空軍機が襲い掛かり、戦艦2隻、巡洋艦2隻、駆逐艦6隻を撃沈破。
決定的打撃を与えたため、ドイツ艦隊は1発も発砲せずに帰港した。
10月、エストニア沿岸のダゲー島(ヒーウマーのドイツ語名)攻略作戦に参加。ソ連軍の潜水艦に雷撃されたが、回避している。ドイツ陸軍によるデゴ島上陸の支援をするため、
陽動も兼ねて水雷艇4隻とともに艦砲射撃を行っている。作戦は成功し、ソ連兵3388名を捕虜にした。
1942年2月から3月にかけてヴィルヘルムスハーフェンで整備を受け、ノルウェーに回航。8月6日、ナルヴィクで戦闘艦隊と合流する。9月10日、アルタフィヨルドに進出しPQ18船団への攻撃が企図されたが、
結局空軍機とUボートに役目を譲っている。その後味方艦隊と共に再び北海へと展開するが、この時に起きたバレンツ海海戦(レーゲンボーゲン作戦)ではドイツ海軍は戦力的優位にありながら艦隊戦の練度と
経験不足から船団攻撃の絶好の機会を逃すという苦い海戦となった(ケルン自体は不参加)。この結果にヒトラーが激怒、海軍上層部は更迭された上に、大型艦解体すら命令される始末で、
ケルンもアドミラル・ヒッパーと共にノルウェーからキールへと帰還、1943年に退役させられることになった。
1943年1月にドイツ本国へ帰投し、キールへ回航。2月17日、現役引退と相成った。ともに現役を退いたアドミラル・ヒッパー等とともにバルト海へ回航。3月から予備艦となり、7月まで修理を受ける。
バルト海での任務と言えば、練習艦かUボートの標的艦くらい。乗組員にとっては退屈な日々だった。
しかしながら戦局の悪化や海軍人員の欠乏などの要因により再就役が決定。1944年初頭に乾ドックへ入渠してオーバーホールし、3月に再就役、4月1日から士官候補生の練習艦として士官育成を行う。
7月1日に修理を完了。練習艦ながら人手不足もあり、再び北海方面で作戦行動に入る。7月7日、ノルウェーのクリスチャンサンを出港。スカゲラク海峡に機雷を敷設し、3隻の駆逐艦とともに7月14日と翌15日にも
機雷敷設を行い、トロンヘイムへ帰投した。ところが12月13日深夜から翌14日にかけて、オスロフィヨルドでイギリス軍の爆撃を受ける。全て至近弾だったが、推進システムが損傷したため
本国での修理が必要になった。ここから彼女の悪運とも強運とも呼べるものが覚醒する。
1945年1月23日、アドミラル・ヒッパーや護衛の駆逐艦とノルウェーを出発。2月8日にキールへ到着した。しかしドイツ本国は連合軍とソ連軍の激しい爆撃を受けており、自ら虎口に飛び込む形となってしまった。
本格的な修理のためヴィルヘルムスハーフェンへ回航されるが、この途中で更に空襲を受け損傷、息も絶え絶えになんとか2月14日にヴィルヘルムスハーフェンに到着した・・・
ここまでくればもう大丈夫、と思った矢先の3月30日、更に更に第8軍のB-24爆撃機から空襲を受けて5発の命中弾により遂に大破着底してしまう。
弱り目に祟り目な彼女を修理するだけの資材と工業力を喪失していたドイツ海軍は、砲塔と火薬庫などが無事であったことから今度は固定砲台として活用することとした。
が、またもや4月30日に空襲を受け、悪運と強運を味方につけて生き延びてきた彼女もついに撃沈されることとなった。(6日には戦力化は無理と判断されて除籍されていた)
副砲や機銃は水上にあったため、連合軍の侵攻から街を守る陸戦隊に供出された。
性能的に問題を抱えながらも、戦力の少ないドイツ海軍の中では地味ながらも縁の下の力持ち的な存在として最後まで戦い抜いたその姿勢はまさにゲルマン魂と呼んでしかるべきものかもしれない。
余談だが先述のとおり彼女は1941年に、ドイツ軍が開発したヘリコプター「フレットナー Fl282」を試験運用するという、現代の巡洋艦のような先駆け的な事も行っており、海軍戦史上では中々に有名。
ケルンの残骸は終戦時に一部解体。大部分は長らく放置されていたが。1956年に解体された。
「ケルン」の名は戦後のドイツ連邦共和国 (西ドイツ) の120型フリゲート1番艦(1961-1982)、その後122型フリゲート5番艦(1984-2012)へと受け継がれている。
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