攻撃機リスト > 九七式艦攻




基本情報 Edit Edit

名前装備種特性所属陣営艦載機速度到達ダメージ係数
九七式艦攻(キュウナナシキカンコウ)攻撃機雷撃重桜48148
Tアイコン基本速度航空艦載機
最大回避
艦載機
基本耐久
設計図
初期最大初期最大
T1九七式艦攻T1_icon.png114.91s/回14.35s/回03115167なし
T2九七式艦攻T2_icon.png214.66s/回14.09s/回53.5129188なし
T3九七式艦攻T3_icon.png314.47s/回13.33s/回1241442742-4
搭載兵装(機銃)搭載兵装(魚雷)
T名前ダメージ基本速度機銃
射程
機銃
射角
名前ダメージ魚雷
速度
対甲倍率
初期最大初期最大初期最大
T12 x 7.7mm機銃8110.53s/回0.49s/回24802 x 航空魚雷-重桜4088380110130
T22 x 7.7mm機銃9120.50s/回0.47s/回24802 x 航空魚雷-重桜4497380110130
T32 x 7.7mm機銃10180.48s/回0.41s/回24802 x 航空魚雷-重桜48164380110130
入手方法
装備箱、通常海域での設計図ドロップなど

兵装開発 Edit Edit

兵装開発

特徴・運用法 Edit Edit

おそらく最も早く手に入る重桜系攻撃機。

  • 重桜系攻撃機としては最も下位の機種となり、あくまで繋ぎの装備である。
    • 後述する重桜魚雷の特性上、魚雷発射数の少なさは重桜魚雷の持ち味を殺してしまう側面が強い。
      早めに上位の天山へ機種転換していきたい。
    • 同時期に手に入る汎用魚雷搭載のTBDデバステイターより攻撃速度が速い。
      ただし上位装備の場合重桜系の方が汎用系より攻撃速度が遅くなる。
      発艦順序を調整している場合などでは、機種転換の際に注意したい。

重桜魚雷について

  • 重桜型魚雷は投下地点から特定のターゲットに集中するように進むのが特徴。
    汎用型魚雷より単発ダメージこそ低いものの直撃時の総ダメージでは遥かに上回る。
    • 逆に、汎用魚雷は敵が動き回ってすべての魚雷をわざと踏み抜かない限りフルヒットしない。
  • 反面ターゲットに大きく動かれた場合全ての魚雷が外れることも多い。
    可能なら動かない、動きの遅い相手や、移動パターンを読んで狙いたい。
    • この性質上演習では前衛艦隊が全滅した後の戦いで圧倒的に有利。
    • 一方で、自爆ボートが多数登場する場面、特にデイリー海域掃討では非常に分が悪い。
      • 発艦させるタイミングによっては間近の自爆ボートに反応し、あらぬ方向に魚雷が向かって行くこともあるので注意。
        魚雷が狙う角度に制限はないため、対象の位置によっては自爆はないとはいえ逆走もありうる。
        どうやって後方に魚雷を投下しているのかは謎だが

兵装開発の実装により、本装備のT3が重桜陣営の爆・攻撃機ツリーの始点となった。

  • とはいえ、この装備から開発を進めるのはおすすめしない。
    • 水上爆撃機ツリーは本装備からのみ派生。
      だが瑞雲が装備箱から入手できる上、晴嵐コアショップで入手可能。
    • 爆撃機ルートは次の九九式艦爆とその先にある彗星がドロップや装備箱で入手可能。
      終着点の2機種とも一芸のある優秀な機体だが、彗星からの派生をおすすめする。
    • 攻撃機ルートは2個先の天山がドロップや装備箱で入手可能。
      流星天山改はエンドコンテンツでも採用される優秀な装備だが、天山からの派生がおすすめ。

歴史 Edit Edit

正式名称「九七式三号艦上攻撃機」。

  • 戦果で言うならばおそらく日本海軍の艦載機の中では一二を争うほど話題に挙がる攻撃機。
    後継機開発の難航もあり、登場から終戦まで戦線を支え続けた。
  • 開発当時の日本における技術の集大成と言える機体である。
    • 搭載された航空魚雷ともども実戦投入された頃は当時もっとも進んだ攻撃機と言えた。
  • 1936年、日本海軍は九六式艦上攻撃機*1を配備し始めた。
    • この機体はソードフィッシュのように堅実な機体で、最大速度277km/h、航続距離1500km程度。
      性能も良好であったが世界の主流は複葉機から全金属、単葉機へと移り変わりつつあり米海軍ではTBDデバステイターの配備を開始していた。
    • TBDは1936年当時は各国の中では頭一つ飛び抜けた性能を誇っていた。
      • 日本海軍もその情勢を手を拱いて見ているわけにはいかず、中島飛行機と三菱重工業による競争試作から始まった。
  • 試作した結果、両者共に全金属単葉機となり性能は甲乙付けがたかった。
    • 中島機は主脚が収容できスマートだが、搭載するエンジンは九六式艦上攻撃機に積んでいたエンジンと同じで710馬力と低かった。
    • 三菱機は固定脚と一見古臭いが、中島機にある主脚の格納機能などがないので整備箇所が少なく分整備が容易。
      かつ中島機に比べ大馬力の1000馬力の金星エンジンを積んでいた。
    • 両者はこの時点では性能的に大差ないという具合であった。
    • 結果、九七式一号艦上攻撃機として中島機が、九七式二号艦上攻撃機として三菱機が採用された。
    • 九六式艦上攻撃機に比べれば両機はいずれも最大速度が370km/h程度と、九六式に比べ最大速度で100km/h以上の向上を見せている。
      航続距離においてもいずれも2000km以上となり、格段に近代的な機体であった。
      • ただ中島飛行機としては一号機のエンジンは仮のもので中島にとって本命の栄エンジン(970馬力)が完成すると、早速載せ替えている。
        元々の機体設計は栄エンジンに合わせて行っていたので、速度や場上昇力などの性能は向上した。
      • これが九七式三号艦上攻撃機として採用され開戦時には主力機となる。
  • 余談だが、三菱機の九七式二号艦上攻撃機については、終戦まで連合国はその存在を察知していなかった。
    生産数が少なく、その上横から見ると九九式艦上爆撃機と見た目がそっくりなせいである。

航空魚雷について

  • 第二次世界大戦初期においては申し分の無いスペックだった。
    • 緒戦から各戦線で活躍をしていたが時間経過と共に各国の航空機の世代交代などもあり型落ち状態に。
    • しかし日本は後継機の開発に難航。
      結局終戦までこの機体は現役であり続けることとなった。1400機程が生産された。
  • 1945年8月、ソ連による宣戦布告で北千島に侵攻してきたソ連船団に対して占守島から残存する陸軍機体と共に出撃し攻撃に参加している。
    この出撃は日本海軍艦上攻撃機による最後の戦闘になった。

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*1 ソードフィッシュと同世代である

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Last-modified: 2023-09-08 (金) 05:37:36