対空砲リスト > 四連装ボフォース40mm機関砲
基本情報 †
名前 | 装備種 | 特性 | 所属陣営 | 照準 範囲 | 照準 角度 |
四連装ボフォース40mm機関砲 | 対空砲 | 対空 | ユニオン | 28 | 360 |
T | アイコン | ★ | ダメージ | 基本速度 | 対空 | 設計図 |
初期 | 最大 | 初期 | 最大 |
T1 | | 3 | 38 | 76 | 1.42s/回 | 1.26s/回 | 12 | なし |
T2 | | 4 | 43 | 108 | 1.36s/回 | 1.09s/回 | 25 | 5-4 |
T3 | | 5 | 48 | 120 | 1.29s/回 | 1.04s/回 | 45 | 5-4 11-3 |
入手方法 |
装備箱、通常海域での設計図ドロップなど クリーブランド級、サウスダコタ級、ノースカロライナ級初期装備(T1) SSR選択装備箱(T3) |
兵装開発 †
特徴・運用法 †
威力と攻撃速度に優れた対空砲。
T3の場合、この装備単体で見たDPSは全対空砲中トップクラスだが、対空砲の計算は艦隊全体でされるため、実際には他の装備に後れを取ることも少なくない。
高威力の対空砲には攻速の低い装備が多い中、比較的高い攻速を持つこの装備は、装填の低いキャラクターと相性が良い。
(高装填のキャラに低速の対空砲を、低装填のキャラに高速の対空砲つける方が全体の攻撃速度が速くなる。例:高装填にルンバ、低装填にボフォース)
ただし射程が28と若干短いため、この対空砲のみだと敵機に攻撃が届かないことがある。
運用する場合は113mm連装高角砲や127mm連装高角砲、105mmSKC連装高角砲など、射程の長い対空砲で補うと良い。
歴史 †
- 1936年にスウェーデンのボフォース社が開発した"Bofors 40mm/L60"四連装仕様がモチーフ。
開発はスウェーデンだが、輸出やライセンス生産を通じて連合国、枢軸国の双方に供給され、世界中で運用された。
そのことから、「第二次大戦で最も活躍した対空機関砲」とも言われている。
- アメリカ海軍が運用した4連装40mm機関砲はMk.2とMk.4の2種類。Mk.4は戦争末期に製作された改良型であるため戦中使用されたものはほぼ全てMk.2であると思われる。
| 40mm/L60 Mk.2 | 40mm/L60 Mk.4 |
形式 | 水冷式40mm4連装砲 |
弾頭重量 | 1.985lbs (0.900kg) ※AA Mk.2 |
炸薬重量 | 0.150lbs (0.068kg) 炸薬比率7.56% ※AA Mk.2 |
砲口初速 | 2,890fps (881m/s) |
最大射程 | 11,000yd (10,058m) |
最大射高 | 22,800ft (6,949m) |
俯仰角 | -15/+90° |
俯仰速度 | 24°/s | 55°/s |
旋回角 | 720° | 360° |
旋回速度 | 30°/s | 50°/s |
発射速度 | 160rpm (×4) | 130-150rpm (×4) |
砲身命数 | 9,500発 |
シールド | 0.375in (9.525mm) |
重量 | 24,900lbs (11,294kg) | 25,140lbs (11,403kg) |
(+Mk.63 GFCS) | 26,600lbs (12,066kg) | 26,423lbs (11,985kg) |
搭載弾数 | 2,000発/門 1基当たり8,000発 |
射撃管制 | Mk.49/Mk.51/Mk.63 GFCS |
- 二連装ボフォース40mm機関砲の項目においてもある程度書かれているがライセンス元のスウェーデン製との差異は以下の通り。
- 大量製造のために各部品の規格統一。
- 単装砲から連装・4連装への門数の増加させたタイプへの変更。
- 仰俯・旋回を手動操作式から油圧操作式へと変更。
- 砲身の冷却を空冷式から水冷式へ。
- 「Bore Safety Fuze」機能を持つ弾薬への対応。
- Mk.49/Mk.51/Mk.63などの射撃管制システムと連動を行うための遠隔操作機能の追加。
- アメリカ軍は大部分の艦艇にこの砲を搭載していた。着発信管の『ボフォース40mm機関砲』に加え、
『20mmエリコン機関砲』と近接信管運用の『Mk 12 5インチ砲』の3種で重防空網を構築し、戦闘機の防空網を突破した日本軍の攻撃に対抗していた。
- 日本もマレー侵攻の際にイギリス軍から計60門のボフォース40mmを鹵獲している。性能の高さから国産化しようとしたが、製造に手間取ったことで終戦までわずか数十門に留まった。
- ドイツでも『Flak28』の名称で運用されていた。ドイツ本国ではライセンス生産を行わなかったが、ドイツの同盟国が生産した物を使用していたとされる。
- 難点があるとすれば、水冷式のアメリカ製四連装砲で約11トンと重いこと。下手な高射砲より重く、サウスダコタの艦首に乗せた際は艦首が沈み凌波性が低下した程である。
- 戦後においても改良を重ねることで性能を向上させ、西側諸国を中心として陸海空問わずあらゆる場所で用いられた。
- 戦後は磁力を検知して自動的に爆発する近接信管を内蔵した砲弾を採用した。戦中に『Mk 12 5インチ砲』に搭載されていた近接信管の小型版である。
- それまでの対空砲弾は、直接当てるか爆発するまでの距離をあらかじめ入力しなくてはならなかった。必ず航空機の近くで爆発する近接信管は画期的で、太平洋戦線では日本軍機を相手に猛威を振るった。
- なお、開発から80年以上経った現在でも、一部の艦艇や車両・航空兵器に多目的砲として搭載されている。まさしく傑作と呼ぶに相応しい兵器だろう。
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