夕暮

※開放条件

1. 有明を入手している
2. 夕暮の好感度が愛になっている

   詳細確認Ex	ついさっき有明姉さんに会いました！…どうすれば有明姉さんに会えるか悩んでいた日々は嘘みたいです
   勝利Ex	有明姉さん、見ててくださいました？

• 大日本帝國海軍が建造した初春型駆逐艦6番艦。設計を改めた有明型(改初春型)で分類すると2番艦になる。1931年度計画大にて第64甲型一等駆逐艦として建造が決定。1932年12月10日に駆逐艦夕暮と命名され、舞鶴要港部工作部で1933年4月9日に起工。ところが建造中に、長兄の初春に問題発生。ちょっとした転舵でも海面スレスレにまで倒れこみ、転覆の危険性が露呈したのである。夕暮はまだ設計の変更が出来た段階だったため、兄弟6隻の中で唯一バルジを装着せず船体を巨大化させた。しかし1934年3月12日、今度は水雷艇友鶴が転覆する事故(友鶴事件)が発生。初春型の無茶な重武装やトップヘビーが問題視され、12月15日に5番艦有明ともども設計変更。このため有明と夕暮は改初春型もしくは有明型と呼称される事がある。巨大化した船体を元に戻し、重心を低くし、より強固に設計された。紆余曲折を経て1934年5月6日に進水し、1935年3月20日に竣工。横須賀鎮守府へと編入された。4月1日、有明とともに第9駆逐隊を編成、第2航空戦隊に編入。
  • 諸元は排水量1700トン、全幅10m、最大速力33.27ノット、航続距離は18ノットで4000海里、出力4万2000馬力。武装は12.7cm連装砲2基、12.7cm単装砲1基、40mm単装機銃2基、61cm三連装魚雷発射管2基、次発装填装置。
    　
• 1936年4月、佐世保工廠で船体補強工事に着手。11月1日、白露と時雨を第9駆逐隊に迎え、11月30日に出渠した。12月1日、川内とともに第1艦隊下に第1水雷戦隊を新編。

• 1937年7月22日、夕暮は有明ともども川内に率いられ、支那方面沿岸で活動。8月3日、第1水雷戦隊の僚艦が続々と出港していったが、夕暮は機関修理のため佐世保工廠で残留。8月6日18時30分、機関修理完了につき出港。ところが8月13日に第二次上海事変が勃発。国民党軍3万人が国際法を破って日本人租界を襲撃。4000名の守備隊は苦戦を強いられた。この危急を受け、上海に急行。翌14日に上海港内の浦東に入港し、陸戦隊1個中隊を揚陸。夜、有明とともに爆破隊を派遣、浦東側道路の橋を爆破した。続いて長谷川長官より上海を出入りする日本船舶の護衛を命じられた。8月18日、東部地区の戦闘が激化。陸戦隊から砲撃支援要請を受け、午後に時雨と黄浦江に進入。敵陣地を砲撃した。翌19日朝、川内、夕立、五月雨と行動していた夕暮は、敵の大部隊が浦東方面に向かうのを目撃。これを砲撃して殲滅した。8月24日、第1水雷戦隊は川沙口警備隊に指定。同日夜に川沙口泊地へ移動した。8月28日午前7時、有明とともに出撃。七了口下流で牽制砲撃を行い、13時に川沙口に戻った。9月14日、馬鞍群島に重藤支隊を乗せた輸送艦隊が到着。このうち摂津が運んできた陸軍部隊は鬼怒、有明、夕暮によって川沙口に輸送された。
• 1938年8月15日、M作戦が発令。我が帝國陸軍は10個師団に匹敵する戦力を以って敵の要衝漢口を攻略中で、物資や増援を満載した軍用船が揚子江を頻繁に往来していた。しかし毛山・安慶間の江岸には支那軍の陣地が残っており、砲撃で軍用船に被害が出ていた。M作戦は、陸軍と協同で支那軍を掃討するのが目的だった。9月3日から陸軍による太子磯、洋山磯、大通市街地の掃討が始まり、夕暮は軍用船の保護に奔走。支那軍の陣地を砲撃し、一つ一つ潰していった。12月15日、佐世保鎮守府転属に伴って第9駆逐隊は第27駆逐隊に改称。
  　
• 1941年12月8日、大東亜戦争が勃発。正午、ハワイ作戦支援の目的で戦艦長門に率いられ、柱島泊地を出撃。戦艦陸奥、扶桑、山城、伊勢、日向、空母鳳翔、龍驤等が同行する勇壮な艦隊であった。もし帰投する空母が損傷していた場合、大型艦が曳航する予定であった。12月10日に母島の南方まで進出したが、翌11日午前6時に「味方空母全て健在」との報告を受け、支援の必要が無くなったため反転。12月13日に一旦柱島へと戻った。そしてすぐに出港し、空前絶後の作戦を成功させた南雲機動部隊の出迎えに赴いた。12月21日に合流し、2日後に柱島到着。今度はグアム攻略作戦で本土到着が遅れている蒼龍と飛龍の送迎に行き、12月28日23時に四国南方で合流。柱島までエスコートし、12月28日23時に呉に入港した。
  　
• 1942年1月7日、第27駆逐隊第2小隊(夕暮、有明)は航空部隊に所属。1月12日に柱島を出発し、パラオに進出する蒼龍、飛龍、摩耶を護衛して東南アジア方面に向かった。1月17日午前11時40分にパラオへ入港した。1月21日16時、駆逐艦有明、潮、漣とともに蒼龍、飛龍を護衛して出撃。翌25日午前3時にダバオへ入港し、1月26日22時に出発。第2航空戦隊によるアンボン空襲を支援した。2日後、タンカー国洋丸から燃料補給を受けて帰路につく。1月31日午前7時30分、パラオに到着。訓練に従事する。2月10日、南方部隊機動部隊に編入。2月15日14時、帝國海軍が誇る南雲機動部隊を護衛して出撃。2月19日早朝にダーウィン沖に到着し、ポートダーウィン空襲を支援。2月21日午前10時15分にスターリング湾へと入港した。
• 2月24日18時30分、スターリング湾を出港。ジャワ南方で暴れまわる南雲機動部隊を援護するため、ジャワ東方に進出。2月27日午前7時15分、タンカー日本丸や健洋丸と合流して護衛。3月1日午前11時45分、重巡筑摩や駆逐艦4隻との協同でオランダ商船モットヨカードを撃沈。3月6日午前0時20分から午前10時まで燃料補給を受け、3月10日15時50分にスターリング湾へ帰投する。3月11日午前10時30分、摩耶を護衛して本土に向かい、父島を経由して3月18日に横須賀まで送り届けた。佐世保を経由して4月17日17時15分に馬公に入港。燃料補給を受ける。現地でセイロン方面から帰投した翔鶴や瑞鶴と合流。ところが4月18日、ドゥーリットル空襲が発生。逃げる敵艦隊を追撃するため、4月19日正午出撃。しかし敵情を得なかったため、4月20日22時に追跡中止となり、代わりにMO機動部隊へと編入。4月25日16時にトラック島へ進出した。5月1日にトラックを出発し、ポートモレスビー攻略作戦に参加。道中の5月4日に敵機動部隊がツラギに来襲したため、一度南下している。

• 5月7日、珊瑚海海戦に参加。翔鶴と瑞鶴の護衛を務めた。翌8日午前6時20分、敵空母から飛来した索敵機に発見される。午前9時7分より敵機の大群が出現し、翔鶴に攻撃が集中する。3発の爆弾を喰らって大破し、午前10時10分に北東への退避を開始した。夕暮、潮、古鷹、衣笠がその護衛に回ったが、機関が無事だったおかげで大破状態ながら30ノットの快足で戦場から離脱。駆逐艦2隻は置いてかれてしまった。元気な翔鶴を見て、夕暮は「翔鶴ハ何処ヘ向ヒシヤ、翔鶴ニ着イテ行ク必要ナキヤ」と潮に通信している。だが連合艦隊から戦場からの離脱を命じられ、ついていった。15時15分、古鷹と衣笠はショートランドに向かうべく護衛から離れた。5月9日午前0時15分、夕暮は翔鶴の護衛を命じられ、潮は瑞鶴護衛のため離脱。本土に帰還するよう命じられたが、暗号解析によって真珠湾が翔鶴に「負傷したクマ」というコードネームを付け、敵潜水艦に討ち取らせようとしていた。これを受けて行き先を急遽トラック島に変え、危険な海域の突破を試みた。しかし本土方面にはドラムが、トラック方面にはグリーンリングが潜んでおり、怪魚が獲物を待ち受けていた。翌10日正午、駆逐艦漣が護衛に加わる。5月12日、フィリピン海でマニラから出発してきた第15駆逐隊の親潮、黒潮、早潮が合流。5月17日18時30分、呉へと入港。敵だらけの海域を無事に突破し、翔鶴を魔手から守りきる事に成功した。

• 休む間もなくミッドウェー作戦に参加する事になり、5月29日午前6時に主力部隊とともに柱島を出港。海戦直前の6月4日、ミッドウェー島北西で本隊から分離し、北上。急遽アリューシャン方面の支援に回った。6月8日から11日にかけて支援を行い、6月17日に横須賀へ帰投。佐世保に回航された。7月14日、第27駆逐隊は第2艦隊第4水雷戦隊に編入。前進部隊に所属する。7月24日に出港し、白露、時雨とともに対潜掃討を実施。8月9日に呉へ入港した。潤沢な敵軍がガダルカナル島とツラギを侵略し、ソロモン戦線が形成。夕暮は前進部隊本隊に所属となり、ソロモン方面へ向かう事になった。8月11日、呉を出港。前進拠点のトラック諸島に急行した。そんな中、敵の小規模部隊が潜水艦でマキンを急襲。敵は引き上げていったが、守備隊の半数が死傷する問題が発生した。これに伴ってナウル島及びオーシャン島を敵より先に占領する事になり、連合艦隊司令部は8月20日に空襲と駆逐艦による砲撃を命じた。翌21日、内南洋部隊から両島の砲撃命令が下り、有明とともにトラックを出発した。
• 8月22日、有明はナウル島方面に、夕暮はオーシャン島方面に移動。20時30分、沖合い3kmの地点から艦砲射撃を実施。翌23日にヤルート島へ帰投した。8月24日、連合艦隊司令部はナウル、オーシャン、アパママを29日以降になるべく早く攻略して飛行艇を進出させるよう下令。8月26日、オーシャン島に陸戦隊46名を揚陸し、無血占領を成し遂げた。掃討作戦でオーストラリア兵を捕虜とし、尋問で軍事施設が無い事を確認。翌日、夕暮は「23時30分、全島掃討完了。陸戦隊24を残留し、付近海面対潜掃討を実施しつつ白露着まで確保に任ず」と電報を打った。28日に白露が到着し、夕暮の陸戦隊を収容。代わりに第6根拠地隊を揚陸させた。次はアパママ攻略に投入され、8月30日にヤルートを出撃。陸戦隊を乗せた特設砲艦香取丸を時雨、白露とともに護衛する。翌31日午前5時30分、マキン近海で大同丸と合流。9月2日午前6時30分よりアパママの攻略を開始し、無血占領。さっそく飛行場建設の適地かどうかを調査し始めた。9月3日に南東方面部隊外南洋部隊へと転属し、夕暮もソロモン方面に投じられる事になった。翌4日、ヤルート出発。
  　
• 9月7日に前線基地のショートランドへ到着。到着してすぐに敵艦隊出現の報告を受け、川内に率いられて駆逐艦7隻と出撃。ガダルカナル島に向かって進撃していた22時30分、ツラギ沖で敵の改造漁船YP-346を発見し、白露、雷、暁が撃沈。戦闘の余波で牽引船セミノールが座礁して全損となった。翌8日午前3時30分、敵の巣窟となっているルンガ泊地に突入。しかし敵影が見られなかったため、9月9日午前0時に脱出している。11時間後、ショートランドに帰投。9月13日午前7時35分、出港。ファラ島に水上基地を設営しに赴いたが、作戦中止となって反転。代わりにイザベル島レカタへの輸送任務に従事し、7回の往来に成功した。10月12日、エスペランス岬に物資を揚陸した水上機母艦千歳と日進の生還を手助けするため、軽巡由良とともに出撃。護衛を引き受けた。ガダルカナル島で苦しむ将兵を救うべく物資を満載し、10月23日にショートランドを出発。カミンボに向かったが、作戦延期となって反転帰投。もう一度出撃したが、今度は中止となってしまった。しばらく様子を見た後、11月1日22時30分に出撃。敵の監視を切り抜け、11月2日にタサファロンガに揚陸成功。65名の傷病者を収容した。ショートランドで兵士を満載し、11月5日にタサフロンガに増援を揚陸。250名の建設労働者を収容した。11月8日20時30分に三度目の揚陸を実施。これも成功させ、翌9日午前9時25分にショートランドに辿り着いた。だが夕暮に休む時間はない。今度は比叡率いる挺身攻撃部隊に編入され、ヘンダーソン飛行場砲撃に向かう事に。
  　
• 11月11日22時、1万4500名の兵力を乗せた11隻の輸送船を護衛して出港。多数の敵が跋扈するガダルカナル島近海へと向かう。第27駆逐隊の時雨、白露、夕暮は挺身攻撃部隊の撤退路を確保するため後方で警戒についた。挺身攻撃部隊は圧倒的多数の優勢な敵艦隊に待ち伏せされ、旗艦比叡が大破。多くの艦艇が沈没したり、損傷する惨状となった。この報せは夕暮のもとにも届き、11月13日午前3時9分に比叡と合流するためサボ島方面に移動。午前6時に無事合流したが、比叡はもう血まみれで虫の息だった。同じく救援に来た雪風や隼鷹及び基地航空隊の零戦が比叡を囲んでいるが、救う手立ては無いように見える。そしてついに、夜明けを迎えてしまった。これは、恐れていた敵の空襲が始まる事を意味する。ヘンダーソン飛行場や敵空母から発進した無数の敵機が襲い掛かってくる。夕暮は対空戦闘を行うが、敵の狙いは傷ついた比叡だった。比叡の位置と敵飛行場の距離は僅か42kmしかなく、爆弾や魚雷を消費してもすぐに補給して戻ってきてしまう。永遠と思われる空襲の中、とうとう比叡の放棄が決定。17時45分、キングストン弁を開いて、自沈した。夕暮は生存者を救出し、海域より離脱した。
• 11月14日午前9時30分、霧島率いる本隊と合流。生存者を第3戦隊に移乗した。15時30分、神國丸が艦隊に加わり、第27駆逐隊に燃料補給を施した。11月17日午前6時30分、神國丸を護衛してトラックに向かい、翌18日に帰投した。悲しみに暮れる暇も無く、夕暮には次なる任務が待っていた。外南洋部隊増援部隊に編入され、引き続き輸送任務に従事。11月28日にトラックを出発し、2日後にラバウル入港。続いてショートランドに進出し、鼠輸送に参加。12月3日正午、駆逐艦11隻がショートランドを出発。旗艦長波と巻波、夕暮が警戒を担当し、残りの8隻がドラム缶輸送に従事。中央航路を通ってガ島を目指した。出発してすぐB-17に触接され、16時30分に艦爆14機、雷撃機7機、戦闘機9機が襲来。上空で待機していた12機の零式水戦とともに迎え撃ち、激しい戦闘となった。巻波が小破したものの航海には影響なく、21時過ぎにタサファロンガ到達。8隻の駆逐艦がドラム缶を投じている間、夕暮ら警戒艦は沖合いを警戒。敵の魚雷艇数隻が輸送の妨害を狙って現れたが、警戒艦の活躍により撃退。23時頃に帰路へとついた。1500個全てのドラム缶を投入できたが、陸兵が回収できたのは僅か210個(2〜3日分の補給物資)に過ぎなかった。12月4日、ショートランドに帰投した。12月15日にラバウルへ入港し、12月26日に再びショートランド進出。陸軍部隊をウィックハムに輸送した。この任務を以ってガ島近海での作戦を終了し、ラバウルを経由してトラック島に戻った。
  　
• 1943年1月2日、トラック入港。本土に帰還する瑞鶴を護衛して出発し、1月12日に大分沖に到着。呉経由で佐世保に入港した。1月30日、丙3号輸送部隊に編入され、2月3日に出発。道中の2月5日午前7時22分、パラオから出発してきた輸送船団と合流。護衛しながら2月9日に青島へと到着した。青島で第41師団主力を搭載した輸送船団と合流し、2月12日正午出発。道中何事も無くパラオに到着し、輸送任務を成功させる。続いて文月と皐月とともに陸兵を輸送し、2月26日にウェワクに揚陸。代わりに瑞鳳の要員を収容してトラック島に送り届けた。3月8日にトラックを発ち、5日の航海を経て横須賀に到着。すぐに佐世保へと回航され、佐伯湾に停泊中の隼鷹と飛鷹の護衛任務に従事。3月24日にトラックへ到着。ここでようやく束の間の休息を得た。4月8日13時35分、長良とともにトラックを緊急出撃。敵潜から雷撃を受けた興星丸を救援すべく急行する。道中で駆逐艦夕霧や夕月と合流。翌9日午前5時30分、航行不能となっている興星丸のもとへ到着。対潜警戒を開始する。わずか28分後、敵潜が探知され、長良、夕月とともに爆雷を投下。間もなく長良による曳航が始まり、4月10日午前10時30分にトラック入港。救うことが出来た。4月13日13時、涼月とともにトラックを出発してパトロールを実施。翌14日20時、トラックの南方で武庫丸と衝突事故を起こし、小破。4月15日16時にトラックへ帰投し、工作艦明石が横付けして翌日午前8時まで修理を受ける。
• 5月8日、山本五十六長官の遺骨を乗せた戦艦武蔵を護衛してトラックを出発。5月13日に横須賀へ帰投した。そんな中、アッツ島に敵の大部隊が襲来。これを迎撃するため夕暮も投入され、5月25日に出港。木更津沖で待機していたが、出撃を前にしてアッツ島守備隊が玉砕。作戦中止となり、横須賀へと戻った。その後、有明とともに飛鷹を護衛して出発。ところが6月10日18時52分、三宅島近海で敵潜トリガーに雷撃され、飛鷹が中破。航行不能に陥る。直ちに夕暮が爆雷を投下し、眼下の敵潜を牽制。19時37分、飛鷹から敵潜と見間違えられ、誤射を受けて乗員2名が死亡。5名が負傷してしまった。ともあれ夜通し有明とともに飛鷹を守り続けた。救援に来た艦艇の協力により自力航行が可能に。五十鈴の護衛を受けながら6月12日午前10時30分に横須賀へと帰投した。6月16日午前10時、金剛と榛名、龍鳳を護衛して出発。6月21日にトラック島へ到着した。整備を受けると同時に艦橋前に25mm機銃を増設し、6月28日に完了した。
• 7月5日16時、トラックを出発。ラバウルを経由してブインに進出する。7月9日17時、出港。ベラ湾方面で活動し、翌10日午前10時にブインへ帰投した。そしてすぐにラバウルへ移動。コロンバンガラ島への輸送作戦を支援するため、神通に率いられて7月12日午前3時30分にラバウルを出撃。駆逐艦水無月、松風、夕凪、皐月を輸送隊とし、これを神通以下5隻の駆逐艦が護衛する。クラ湾北方にて警戒任務に従事。だが夕暮らの動きは沿岸に潜む監視員によって通報され、軽巡洋艦3隻と駆逐艦10隻という遥かに優勢な敵艦隊がコロンバンガラ島近海に出現した。
  　
• 7月12日22時30分、雪風の逆探知装置が敵艦隊のレーダー波を探知。付近に敵艦隊が潜んでいる事を察知する。輸送隊は直ちに分離し、神通率いる警戒隊は迫り来る敵艦隊に突撃を開始した。23時3分、互いに目視できる距離にまで接近。彼我の距離が24kmになったところで砲撃戦が始まった。後の世に言うコロンバンガラ島沖海戦である。勇敢な神通は探照灯を照射し、味方の駆逐艦を支援。だがこれは暗闇の中で自身の位置を喧伝する形となり、圧倒的優勢な敵艦隊からの集中砲火を招いてしまう。あっと言う間に大破させられ、神通は鉄の塊に変えられた。この勇気ある行動によって敵艦隊の正確な位置を知った雪風、清波、浜風、三日月、そして夕暮は必殺の魚雷を装填。23時24分、31本の魚雷を一斉に発射した。濃密な雷撃は敵艦隊を貫き、1隻のレアンダー級軽巡洋艦を大破。駆逐艦2隻に付き添われて逃げていった。魚雷を撃ち終えた駆逐艦は一度離脱し、次弾装填装置を装備していない三日月はそのまま離脱。残りの駆逐艦は魚雷を再装填し、再度突撃を開始する。7月13日午前0時5分、雪風、浜風、清波とともに二度目の雷撃を敢行。敵艦ホノルル、セントルイスを大破させ、駆逐艦グウィンを撃沈。回避運動の混乱から駆逐艦ウッドワースとブキャナンが衝突して双方大破。敵艦隊は戦闘能力を喪失した。午前0時30分、日本艦隊は離脱。敵を釣り上げたおかげで輸送隊も無事任務を果たし、コロンバンガラ島沖海戦は大勝となった。午前5時15分、ブインに帰投。

• 7月14日にラバウルへ移動し、16日22時に出港。クラ湾方面で行動していたが、7月17日午前8時45分に作戦中止。ラバウルに帰投した。翌18日22時にラバウルを出発し、ブイン南方で輸送隊と合流。クラ湾方面で活動したのち、7月19日23時に反転。鈴谷とともに帰路についた。
  　
  −時に1943年7月20日午前0時34分、敵機の空襲を受けて沈没。生存者は清波に救助されたが、その清波も沈没してしまったため全乗組員が死亡。10月15日に除籍された。