艦砲リスト > 戦艦主砲 > 460mm三連装砲
基本情報 †

460mm三連装砲 T0 |
 | 種別 | 艦砲 |
特性 | 投射 |
所属陣営 | 重桜 |
最大強化 | +13 |
装備性能 |
ダメージ | 72 × 3 → 216 × 3 |
基本攻速 | 36.15s/回 → 30.59s/回 |
セイレーン作戦用補正 | 0% → 3% |
強化ダメージ補正 | 105% → 124% |
装備補正 | 火力+65 |
弾薬 | 徹甲弾 |
弾薬速度 | 12 |
対甲倍率 | 軽55 / 中140 / 重135 |
破壊範囲 | 15 |
投射範囲 | 19 * 19 |
照準範囲 | 50 - 200 |
照準角度 | 50 |
装備可能艦種 |
駆逐 | | 軽巡 | | 重巡 | | 超巡 | | 巡戦 | ○ |
戦艦 | ○ | 軽母 | | 空母 | | 航戦 | ○ | 潜母 | |
砲艦 | ○ | 潜水 | | 工作 | | 運送 | | 風帆 | |
備考 |
無し |
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説明文 †

大和型戦艦が装備する460mm主砲
特徴・運用法 †

22/09/15開始のイベント「赫の涙月 菫の暁風」の補給で入手できる戦艦主砲。
世界最大口径ということで基礎ダメージが高く、また虹装備だけあって装甲倍率にボーナスが乗っている。
- 対重装甲が特に優れており、砲弾1発あたりの対重装甲ダメージは現時点で最高値。
- 代わりに装填速度が明確に低い。金、虹装備で最遅。
- 定番の試作型406mm/50三連装砲より基礎値で6秒遅く、他の三連装砲と同等の運用はできない。
発砲タイミングが戦術に絡んでいる場合は、一度想定通りに発砲できているか確認したほうが良い。
- 投射範囲が広いなどの、特殊なデメリットは設定されていない。
攻撃速度に一癖あるが、それでも現時点(2022/9/19現在)で最強クラスの戦艦主砲。
使いこなせば重装甲の強敵相手により有利に立ち回れる。
攻撃速度は金・虹装備の中で356mm四連装砲を上回って最長。
- 主砲発射時発動スキル(長門等)の発動(試行)回数が他の主砲と比較しても明確に少なくなりやすい。
- 既存の定番定時発動スキル(ヘレナ等)と組み合わせたりするには一工夫する必要がある。
- その代わり、ダメージ・対甲倍率・火力補正のどれもが高水準でまとまっている。
先に述べたデメリットを緩和・無視できる状況ならばそのポテンシャルを発揮してくれる。
- 対重装甲補正は135%と、今までの徹甲弾戦艦主砲全てを凌駕している。
EX海域・セイレーン作戦・META戦等の重装甲ボスへの最適解になりうる。
- 既存の兵装は、通常徹甲弾が110%、試作型406mm/50三連装砲が120%、MkAが125%。
通常徹甲弾と比較すると、見た目の基礎ダメージの差に更に約20%ダメージが上乗せされる。
- 対中装甲は140%。
通常徹甲弾と比較してボーナスは乗っているが特別優れているわけではない。
- 対軽装甲は55%。
対中同様ボーナスは乗っているが、軽装甲に撃ち込む装備ではないことはちゃんと理解して運用したい。
- 前座や取り巻きで軽装甲が出てくる場合は、通常の徹甲弾よりも効率的に打撃できる。
- 投射範囲も一般的な三連装砲と同じ19。
集弾性を更に高めたいという事でもなければ九八式発砲遅延装置等の設備でテコ入れする必要も無い。
装填時間を除いて、特別なデメリットが設定されているわけではない。
- 純粋に高火力徹甲弾として運用する分には装備艦を選ばず活躍できる。
装填時間の問題を緩和・無視しやすい艦をお勧めとして二種類に分けてあげておく。
- 艦自体の特性やスキルによって、装填時間を短縮したり開幕攻撃ができる艦
- 主砲発射時に発動するスキルを保有していない、若しくは保有スキルが集中攻撃に代表される与ダメージを高めるだけ
と言った効果の様な、攻撃間隔が延びる事による弊害が少ない艦。
当然だが、いわゆる早回しが推奨される主砲発砲時誘発スキル持ちとは相性が悪い。
以下に相性の悪い艦船の一例を上げる。
- アリゾナ等の砲撃威力よりも速度を重視する艦船。
- フッドや長門など攻撃力のうち弾幕が占める割合の高い艦船。
- ジャン・バールやガングート等のスキルによって主砲が指定されている艦船。
- マサチューセッツやガスコーニュ(μ兵装)等砲装備の対甲倍率を上書きする艦船。
- 史実搭載艦の武蔵も主砲発射時の弾幕スキルが強力であり、2番目に挙げられたタイプの艦船。
設備枠の装備には装填に関わるものがいくつかある。
- 装填時間がネックとなっている場合は、それらの設備を装備するのも手。
- 細かい話をすると、META戦やセイレーン作戦の強敵が相手の場合は装填を短くすれば火力が上がるとは限らない。
金火器レーダーと射撃統制システムは補正値が優秀なため適当に乗せてもある程度働くが、本当に効果的かは要検討。
装填値 | 100 | 150 | 160 | 170 | 180 | 190 | 200 | 210 | 220 | 230 | 240 | 250 | 260 | 270 | 280 | 290 | 300 |
装填速度 | 30.59 | 27.36 | 26.83 | 26.33 | 25.85 | 25.40 | 24.98 | 24.57 | 24.18 | 23.81 | 23.46 | 23.12 | 22.80 | 22.49 | 22.19 | 21.91 | 21.63 |
歴史 †

元ネタは「45口径46cm3連装砲」、制式名称「四五口径九四式四〇糎砲」。
- 大和型戦艦に搭載された。
- 制式名称が40センチ砲なのは、誤植ではなく機密保持のため。
- 戦争時に隠蔽工作のために名称と実物を異なるものにするのは割とよくあることである。ゴリアテとかマウスとか。
- 厳重な情報統制のかいあって戦後まで米国は正確な主砲口径を確信できなかった。
- のだが、やりすぎて大和に座乗している艦隊司令が正確な口径を知らないという本末転倒な事態もあった。
部隊を指揮する司令官が自部隊の能力を知らないというのは、結構問題である。
実用化された戦艦主砲としては世界最大の、18インチ級主砲。
- 現在でも艦砲はインチ基準で設計されることが多いが、旧日本海軍では前級の長門型からメートル法を採用。
- そのため正しく460mmの口径を持ち、18インチ級ではあるが正18インチ砲ではない。
- 正18インチ砲は457.2mmとなる。
- 「実用化された」、「戦艦主砲としては」と枕詞をつけなくてはいけないのは、どこも試作などは行っていたため。
- 米国はMkAとして実装されている「18-inch/48-caliber Mark 1 gun」を試作していた。
- 英国は「BL 18-inch Mk I naval gun」単装砲を大型巡洋艦フューリアスに搭載していた。
- 日本も、超大和型戦艦の主砲として「試製甲砲」こと51センチ砲を試作していた。
- 1910年代には既に日本は48cm砲を試作していたり、同時期に英国では50.8cm砲を搭載する巡洋戦艦の計画を立てていたりする。またドイツではH級戦艦用に48cm砲、50.8cm砲を研究していた他、1938年に53.3cm砲を試作していたなんて話も存在する。軍縮条約が無ければ第二次大戦の頃には20インチ砲を載せた戦艦が跋扈する魔境になっていたかもしれない。
額面上は世界最強の攻撃力を持ち、この主砲弾に耐えられる装甲を備えた戦艦は大和型のみ。
- 戦艦は、自身の主砲に対応する装甲を装備するという伝統があったため。
- ただし日本の冶金技術を考えると、Mk7+SHSとどっこいどっこいかもしれない。
- 46センチ=18インチ級と言う主砲口径も、ライバルとなる米国新戦艦に勝つために採用された。
- 日本側は、軍縮条約及びパナマ運河の航行制限により、米国新戦艦は18インチ砲を装備不可と言う目処を立てていた。
- なおこの予想は半分当たり、半分外れた。
米国新戦艦の片割れアイオワ級はたしかに16インチ砲装備で、パナマ運河の制限ギリギリの戦艦だった。
同時に、パナマ運河を通れない大型戦艦を太平洋、大西洋両側に大量配備する力技も予定していた。
- 世界最大口径の主砲とそれに対応する砲塔装甲ということで、とんでもなく重い。
- 砲身一本147t、主砲塔1基2500tあり、秋月型1隻とほとんど同じ。
それが3基装備されている。
使用した砲弾は九一式徹甲弾とその後継の一式徹甲弾及び、対空砲弾の零式通常弾と三式弾。
- 零式通常弾は信管を瞬発に設定することで対地、対小型艦用の榴弾として使えるということになっている。
- 実際には配備も遅く、46センチ砲では対空砲弾としてしか使われていない。
- 九一式徹甲弾は砲弾重量1,460kgで、これを初速780m/sで撃ち出した。
- Mk7+SHSは1.225kgを762m/s、英18インチ砲は1,510kgを740m/sで撃ち出した。
- 水中弾に対する異様なこだわりから、大遅動信管と呼ばれる起動してから爆発するまでが長い信管を採用している。
- 遅延は0.4sで、英米の遅延信管と比べると1桁長く設定されている。
代わりに不発の可能性が上がる、非装甲部に命中したときに起爆する前に反対側に突き抜けてしまうということもあった。
46センチ砲に関しては敵艦に対する命中弾が確認されていないので、これらのデメリットはある意味杞憂
搭載艦が撃沈され、設計図も敗戦時に焼却されたため、詳細についてわかっていることは少ない。
- 第一次世界大戦と戦間期の知見を反映した唯一の日本海軍戦艦のため、とくに安全性には気を使われていたようだ。
- 砲塔での火災が弾薬庫に延焼しやすい英国式の設計を改め、独自の設計になった唯一の日本戦艦主砲塔である。
- 戦後に、信濃のために製造された砲塔を視察した米軍による報告が一応残っている。
- どこの国も大差ないが、故障が多かった。
- 訓練で数発撃つだけですぐ故障すると言う旨の報告が残っている。
- ただし致命的な腔発を起こしたという記録はないため、比較的マシな部類だったのかも知れない。
- 初速などは無難な数字だったため、散布界などは許容範囲だったようだ。
18インチ級主砲は、航空機の時代の到来による陳腐化を抜きにしても、すでに工業的な限界の大きさの主砲だった。
- 一般にこの手の砲身は、砲身以上の大きさの一つの鋼塊(インゴット)を旋盤で削って作製する。
- 45口径46センチ砲を作製するのに必要な鋼塊の重さは当時の日本の限界一杯であり、世界記録ともそう遠くなかった。
- 旋条(ライフリング)の刻まれた砲身は発射ごとに摩耗するため、砲身寿命があり内筒の交換が必要となる。
- 実用化するということは、交換用の砲身を常に作り続ける事が前提。
量産可能な巨砲という意味では、18インチ砲はすでに人類の限界に近かった。
- 実用性を無視するならば、分割した複数の砲身を組み合わせるという手もある(80センチ列車砲など)。
- 結局、航空機の発展とともに実用的な巨砲が作られることは無くなった。
米国新戦艦との決戦に備えた秘密兵器だったが、諸々の事情で実戦経験はほぼない。
- 決戦に備えて大和型が温存されていた。
- いざ出撃してもすでに航空機の時代で、敵艦と砲撃戦をする機会がなかった。
- 貴重な機会があっても遠距離砲撃に徹し、命中弾を得られなかった。
- 唯一の水上戦はサマール沖海戦における大和の発砲のみ。
- 至近弾が護衛空母を損傷させた可能性がある。
- 駆逐艦に何発か当たったかもしれない…ということになっている。
- なお、護衛空母に命中した本主砲の徹甲弾が、起爆する前に突き抜けていったという有名な逸話があるが、デマである。
- この徹甲弾を発砲したのは、護衛の重巡洋艦。
- 同海戦では、金剛の主砲徹甲弾が駆逐艦を過貫通した事例があるので、このあたりを混同したものと思われる。
- その他対空戦闘は何度か経験している。
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