戦闘機リスト > BF-109T艦上戦闘機
基本情報 †

名前 | 装備種 | 特性 | 所属陣営 | 艦載機速度 | 到達ダメージ係数 |
BF-109T艦上戦闘機 | 戦闘機 | 航空 | 鉄血 | 50 | 42 |
T | アイコン | ★ | 基本速度 | 航空 | 艦載機 最大回避 | 艦載機 基本耐久 | 設計図 |
初期 | 最大 | 初期 | 最大 |
T1 |  | 2 | 11.97s/回 | 11.43s/回 | 5 | 8 | 31 | 46 | なし |
T2 |  | 3 | 11.71s/回 | 10.63s/回 | 12 | 8.5 | 35 | 66 | 鏡写されし異色(A3,B1,C3,D1) |
T3 |  | 4 | 11.44s/回 | 9.78s/回 | 25 | 9 | 38 | 96 | 鏡写されし異色(A4,B1,C4,D1) 凛冽なりし冬の王冠(B2,D2) |
搭載兵装(機銃) | 搭載兵装(爆弾) |
T | 名前 | ダメージ | 基本速度 | 機銃 射程 | 機銃 射角 | 名前 | ダメージ | 破壊 範囲 | 投射 範囲 | 対甲倍率 |
初期 | 最大 | 初期 | 最大 | 初期 | 最大 | 軽 | 中 | 重 |
T1 | 2 x MG FF 20mm機関砲 | 14 | 20 | 0.67s/回 | 0.63s/回 | 36 | 60 | - |
2 x 7.92mm MG17機銃 | 10 | 13 | 0.45s/回 | 0.43s/回 | 36 | 80 | - |
T2 | 2 x MG FF 20mm機関砲 | 17 | 29 | 0.64s/回 | 0.57s/回 | 36 | 60 | - |
2 x 7.92mm MG17機銃 | 11 | 17 | 0.43s/回 | 0.38s/回 | 36 | 80 | - |
T3 | 2 x MG FF 20mm機関砲 | 20 | 41 | 0.61s/回 | 0.50s/回 | 36 | 60 | - |
2 x 7.92mm MG17機銃 | 13 | 24 | 0.40s/回 | 0.30s/回 | 36 | 80 | - |
入手方法 |
クラップ装備箱 グラーフ・ツェッペリン、ツェッペリンちゃん初期装備(T1) 作戦履歴 / 鏡写されし異色 A3,C3海域(T2設計図)、B1,D1海域(T2/T3設計図)、A4,C4海域、凛冽なりし冬の王冠 B2,D2海域(T3設計図) イベント / 鏡写されし異色 限定任務達成報酬(T3) |
兵装開発 †

特徴・運用法 †

F4Fワイルドキャットとは相互互換といえる性能。ワイルドキャットと比較すると攻速が優れている代わりに対空性能が若干劣る。
爆装が無いという欠点も共通している他、到達ダメージ係数はワイルドキャットの半分以下となっている。
イベント任務報酬で確実に手に入るため、装備の整っていない初期時に繋ぎや間に合わせに使う程度。
歴史 †

- 第二次世界大戦初期、ドイツ空軍の主力戦闘機Bf109Eを元に開発されたのが艦上機型がBf109Tだった。空母グラーフ・ツェッペリンに搭載される為、
1930年中頃から艦載機に必要な研究を始め1939年にBf109E-4/N型を元に開発される事を決定した。
- Bf109は元々陸上機だった為、これを艦上機として運用する為に必要な改良がされた。
カタパルト発射用のフックと着艦フック、元々短い航続距離を延長する為燃料タンクの拡大、
着陸時に破損しやすかった主脚構造の強化、主翼の延長及び、主翼の端を折り畳み式への変更だった。
- グラーフ・ツェッペリンが開戦に伴い建造中断となりそれまで生産された70機のT型は艦上用の装備を外してT-2型とし
主にノルウェー方面に送られる。主に防空戦闘や偵察任務に使用された。従来のBf109より着陸がしやすくパイロットからの評判は良かった。
- Bf109の初飛行は1935年と古く、後継機の開発失敗もあり改良をし続け終戦最後の時まで使われた。A〜K型シリーズ累計で3万機を生産されている。
シリーズ含め、この生産数を超えるのはソビエト連邦のIL-2シリーズのみである。
- バイエルン社が開発した為、Bf109の名前で呼ばれるが途中1939年にメッサーシュミット社に変わっている為、Me109とも呼ばれる。
呼び方はどちらも正しい。
- Bf109T-2型のスペックは最高速560km/h、航続距離約1000km。武装は20mm機関砲2門、7.7mm機銃2門。
1940年頃の艦上機としてはスペックだけ見れば、航続距離以外は日米に匹敵する性能。
ただT-2型はフックなど艦上用装備を外して身軽になっているので、実際の艦上用のT-1ではスペックはもう少し下がると思われる。
なお実際に運用された場合、艦上戦闘機として見れば短い航続距離が足を引っ張った可能性がある。
- ただし陸上となると話は違った。護衛戦闘機として見れば、バトルオブブリテンのように航空戦のように短い航続距離は問題があるが、迎撃任務であれば特に問題はなかった。
また大戦後半になると、むしろ航続距離よりも燃料の少なさゆえの軽さからくる加速性・上昇能力は、燃料満載で飛んでくる連合軍機に対して迎撃側のBf-109がしばしば優位になる場面もあった。
- T型とは違うが別シリーズのBf109はF4Fワイルドキャットと空中戦を行った際、
Bf109は速度を生かした一撃離脱に徹する為、F4Fは速度で対抗出来ず旋回を使っての格闘戦で対抗している。
艦上でT型を運用されていたら、空中戦は上記と同じような運用をされただろう。
ただしE型は一部布張りの為、高速時に舵の効きが悪くBf109の高速性能を生かし切れていない。
またBf109とF4Fが空中戦をした場合、ほとんどの場合F4Fが勝利している。
- Bf109は非常に突き詰められた設計の戦闘機で、特に機首のエンジン周りの配管は「工芸品レベル」と言われるほどで整備兵からは評判が悪かった。
E型以前は8割に達する稼働率を誇っていたが、F型以降は稼働率が5割、最低で3割に落ち込み大問題になっている。
また脚部が最前線の野戦飛行場で使用するには強度に不安を抱えており、これが独ソ戦での稼働率低下にも繋がる。
大戦後半ともなると練度が低いパイロット達が多くなり着陸時の脚部破損による事故が多発する事になる。
工場では新しく作られたBf109の機体の横には着陸時の破損で前線から送られた修理待ちの機体が同じ数だけあると言われた程である。
シリーズとしては事実上最終型となったK型で改良されるまでこの問題が付いて回った。
- Bf109を補完する目的でフォッケウルフ社の傑作機であるFw190が登場するが、メッサーシュミット社の政治的な干渉や高高度戦闘ではBf-109に軍配が上がったこともあり終戦まで改良されながら使い続けられる。
- Bf109は「駿馬」、Fw190は「軍馬」に例えられる事があるが、実際に過酷な前線での運用ではFw190のほうが整備性・生産性・稼働率などを含めて評価が高かった。
- 本機を愛機として戦ったエースパイロットは非常に多い。
”ブービ” エーリッヒ・ハルトマン(352機撃墜)
”クバンスキーライオン” ゲルハルト・バルクホルン(301機、302機とする資料もある)
ギュンター・ラル(275機)
”アフリカの星” ハンス・ヨアヒム・マルセイユ(158機*1)
など錚々たるエース達を生み出した機体でもある。
- 独ソ戦にも当然ながら投入されるが、本来使用を想定しない寒冷地での戦闘において、早朝に襲来するソ連機対してBf109の液冷エンジンは寒さの為に始動せずに迎撃が出来ない事が度々発生した。
同じ液冷エンジンの筈のソ連軍機は何故飛行できるのか、何か特別な装備でもあるのか、と前線パイロット達は疑問に思ったが、答えは意外な所から判明する。
当時JG-52のエーリッヒ・ハルトマンがソ連パイロットを捕虜とし、彼にドイツ料理と酒を振舞って聞き出したのである。
やり方は単純明快、機首エンジン部の下にたらいに入れたガソリンを燃やして強制的に温度を上げてエンジンを始動する、というものであった。
同様にグリスが凍結して射撃できない機関砲や対空砲も、可動部のグリスを拭き取って無理矢理に射撃させるというかなり乱暴な手法であったが、これ以降ソ連軍機への迎撃が可能となった。
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