艦砲リスト > 戦艦主砲 > 試作型457mm連装砲MKA
基本情報 †
名前 | 装備種 | 所属 | 特性 | 拡散範囲 | 射程 | 射角 |
試作型457mm連装砲MKA | 戦艦主砲 | クロキッド | 投射 | 23° | 200 | 50 |
T | アイコン | ★ | 威力 | 発射速度 | 火力 | 対空 | 弾薬 | 設計図 |
初期 | 最大 | 初期 | 最大 |
T0 | | 6 | 78x2 | 207x2 | 25.65/回 | 20.65/回 | 65 | 0 | 徹甲弾 | 科学研究室 |
射撃イメージ |
[添付] |
入手方法 |
科学研究室で入手可能な設計図50枚で製作。 |
特徴・運用法 †
科学研究における「特別計画II」研究で手に入る設計図から製作可能な戦艦主砲。
完成には50枚もの設計図を必要とする。研究自体ランダム要素が強い上に、他の設計図より出にくいらしく、完成までの道のりは非常に長い。
戦艦主砲としては初めての★6装備。火力補正値も全主砲中最大の+65。弾種の補正も通常の徹甲弾より高くなっており、特に中装甲相手には尋常ではないダメージを叩き出す。
攻撃速度、単発威力ともに優秀な数値を持ち、単純DPS面を見ても最高クラスの性能を有する。
ただし、拡散範囲が 23° もあるため、止まっている敵にもしばしば外れてしまうという弱点を抱える。逆に言えばジョージアやウォースパイトの様な拡散を収束できる戦艦と相性がいい。
特にジョージアはスキルの関係上中装甲以上がメインターゲットとなる為尚更である。
歴史欄の通りこの砲を搭載した戦艦は史実では存在しなかった。が、本作…というかWoWsにおいてはジョージアが搭載している。そのため、この装備は彼女に合わせて実装されたものと考えられる。
付録:通常の徹甲弾と本装備の装甲補正の比較
弾種 | 対軽装甲 | 対中装甲 | 対重装甲 |
徹甲弾 | 45% | 130% | 110% |
試作型457mm連装砲MKA | 55% | 145% | 125% |
歴史 †
- モデルは1942年にアメリカで試作された18inch砲。歴史を振り返ると1920年代からこの種の主砲を研究していた。
- 最初の18inch砲であるMark1は1920年代に完成し、1920年後半と、1938年の戦艦設計に搭載するか検討されたが
以下の理由でアメリカ海軍はこの主砲の採用を見送った。
まずもっとも大きな理由として、仮に採用した場合、1920年代のワシントン海軍軍縮条約や
1930年代のロンドン海軍軍縮条約にある「主力艦に16inch口径以上の主砲の搭載を禁じる」という項目に違反する事になり
その上でMark1はコロラド級戦艦などに搭載された既存の16inch砲Mark1に性能的に僅かしか勝らない為であった。
- Mark1はその後、条約に基づいたものとして砲身内部を16inch口径に差し替えられる改造をされ性能試験を行っていた。
- MarkAはそれらの成果を生かし、SHSの技術を取り入れたものである。
結果、砲弾重量だけ見れば試作された日本製48cm砲弾に匹敵する重量を達成している。
性能的には、仰角40度で最大射程39km、初速732m/sで発射されるSHSである約1.7トンの徹甲弾は
約22kmで着弾した場合、舷側装甲406mm、水平装甲159mmまでの装甲を持つ敵艦は安全距離など存在しないと推測された*1
これは世界各国の軍縮条約空けを見越して建造された新戦艦の中でも大和級戦艦しか防げない事を意味した。
- ともあれ、MarkAは十分な性能を誇っていたが1942年に最初の試射をはじめ、1945年に最後の試射を行ったがこの砲を主砲として載せた戦艦は無かった。
- 「戦艦の主砲」としての試射は1945年に終わったが、別の役割として航空爆弾の発射実験を1957年まで行ってた。
- 役割を終えたMarkAは現在、バージニア州のダールグレン海軍弾道試験場に展示されている。
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