410mm連装砲(三式弾)

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基本情報 †

名前								装備種			特性	所属陣営		照準 範囲	照準 角度	砲補正
410mm連装砲(三式弾)								戦艦主砲			散射	重桜		50-200	50	110
T	アイコン	★	ダメージ		基本速度		火力	対空	弾薬	弾薬 速度	対甲倍率			破壊 範囲	投射 範囲	設計図
			初期	最大	初期	最大					軽	中	重
T0		5	12x10x2	22x10x2	24.28s/回	19.29s/回	25	25	三式弾	12	140	110	70			15-2 科学研究室
射撃イメージ
[添付]
入手方法
通常海域での設計図ドロップ、科学研究室、兵装開発

説明文 †

三式弾を装備した410mm連装砲。
対空攻撃のほか、断片で敵艦を炎上させることも可能

兵装開発 †

特徴・運用法 †

• 410mm連装砲の弾薬を広範囲に破片をばら撒く三式弾に入れ替えたもの。
  炸裂した時に対空ダメージが発生するため航空機の撃墜を狙えるが、水上艦に対しては如何せんばら撒きの一粒あたりのダメージが低く、対単体相手の威力が激減しているため戦艦の主砲としては少々パンチに欠ける。
  過去のイベントでは航空機の飛来だけで構成されたステージも存在したため、今後の環境次第では出番が回ってくるかもしれない。
  • 全弾命中時の威力が近い406mm三連装砲MK6T3と比べると、マスクデータとして砲毎に持っている個別の補正が5%高く、散弾子が全弾ヒットするなら殆ど差がない。
    三笠イベントのような巨大敵なら回転率の差で優位に立てる。テスターα型さん達の本格的実装が待たれるところ。道中火力？知らんな。
    また、小威力の子弾をばら撒くという性質上この砲を搭載した艦はMVPになりづらく、他艦のレベリングや開発前衛艦の戦術データ収集時に前衛へのMVP譲渡目的で非常に有用。
  • イベント22_凛冽なりし冬の王冠ではピュリファイアーという大型のセイレーン型ボスが登場、火力を思う存分発揮できる状況にあった。
    会話を見るに今後も登場する可能性はありそう。

• 装填は比較的速めなため、「主砲発射回数を増やしスキルの発動機会を増やす」という点でフッドなどには採用の余地がある。
  ただし、スキルが発動しないとダメージが激減してしまう点には注意が必要。
  また、攻撃速度を重視するなら381mm連装砲T3や305mm連装砲T0果ては主砲を装備しないなどの選択肢が有ることも念頭に入れておきたい。
• 榴弾同様に炎上ダメージが発生する。榴弾に比べるとダメージは低いものの、榴弾による炎上とは別のものとして扱われているようでダメージが重複する。
• スキルで三式弾を放つ霧島の実装によって新たな道が開けた。
  対空に特化したタイプになるが、組み合わせることで難所の12章などでは抜群の有用性を発揮する。このためか、大陸でも霧島の評価は高い。
  • バラけた子弾の大半は照準した座標より左に着弾する。自爆ボートを狙うと結果的に偏差射撃になるだろうが、ネームド艦や量産型を狙いたい場合は注意。
  • 何時頃かは不明だが、近〜中距離程度への砲撃時の弾道が徹甲弾のように低くなっているため、あまり散弾子が散らなくなってしまった。
    とはいえ人型や小型の量産艦相手には依然として無駄玉が多い。

• 復刻に期待出来ないコラボ艦であるが、ほのかにこれを持たせると高回転かつ低威力である事を活かしてペア構成で輝く。具体的にはスキルの主砲攻撃時にランダムな二人を5%回復&75%でランダムな弾幕を展開するのだが、ペア構成なら確実に自分と相手を回復しつつ弾幕で雑魚掃除ができ、更に主砲の威力が低い為相手にMVPを譲れる。ほのかの弱点である対空もある程度は補強できてそれなりに高相性。

• 総じて、この主砲には火力を求める事は出来ない。しかしながら装填が早い事や火力が出ない事を逆手に、アリゾナやほのかなどの回復スキル持ちなどに持たせて、体力を持たせつつ低レベルや無凸のキャラにMVPを取らせるというこの装備にしか出来ないテクニックが可能。また鬼の様に敵の飛行機が飛んでくる時にも多少は対空力になってくれるだろう。

• 詳細は下記で述べるがそもそも三式弾は対艦砲弾ではない。

• 装備外装を設定すると途中までは外装の形状だが、空中で破裂してバラバラになる。つまり、アザラシや弁当が爆発四散する。サヨナラ！

• マサチューセッツに搭載した場合、三式弾がスキルで変換されるSHSに上書きされて破片1個分の威力のSHSが2発だけ降って来るという目も当てられない事態になる。
  クラスター弾化は条約的にマズかったんだろう多分。

歴史 †

• 三式弾とは「三式通常弾」「三式焼霰弾」とも呼ばれる、時限信管(発射から一定時間後に起爆)で内蔵された焼夷弾子を
  円錐状にばら撒くことで航空機の撃墜を狙った特殊砲弾である。
  • 命中率の方は芳しくなかったようで、米軍曰く「派手だけどまるで当たらない(意訳)」と散々な言われよう。
    威力の方も海軍曰く「防弾タンクを突破出来るほどのものではない(意訳)」と、内外ともにあまり評判はよろしくなかった模様。
    『空中で爆発四散する弾頭による範囲攻撃』というコンセプト自体は対空兵器としては正しかったのだが、時限信管＋攻撃範囲が円錐状という組合せによる命中率の悪さと焼夷弾子の威力の低さが悪い。
    のちの調査により否定されたが、陸奥の謎の爆沈の原因と真っ先に疑われたあたり当時の扱いは推して知るべし。
    そもそも従来対空射撃に使われていた零式通常弾の方が当てやすさも威力もマシとされていたのは言わないお約束。
    • とはいえ全く活躍しなかったわけではなく、対地攻撃では戦果を挙げている。
      有名なものは金剛によるガダルカナル島ヘンダーソン基地への対地艦砲射撃だろう。
      榛名の射撃と合わせ、配備されていた航空機の半数以上が失われ防衛隊員が多数戦死。ガソリンタンクにも引火して大炎上させている。
      この惨事を引き起こした最大の要因はガソリンタンクへの引火であったため、通常弾による射撃でも案外似たような結果となったのかもしれない。
      ついでに言うと日本軍未発見の別の滑走路が既に完成していたため、基地機能を完全に奪うには至らなかった。
      また、同時期に霧島もサウスダコタとの交戦の際にこの弾を用いて艦上構造物を焼き払う大損害を与えている。
      他の弾薬使ってたら撃沈出来てた？聞こえんなぁ
• ちなみにWW2後期に登場した米軍のVT信管は近接信管(標的から一定範囲に到達すると起爆)であり、時限信管の三式弾とは全く異なる装備である。
  当時は信管の大量生産が遅れたことや航空機の迎撃によりそもそも日本軍機が対空射撃の範囲内に到達できないケースがあったこと、逆に確実な撃墜が求められた特攻機の迎撃には火力不足になる場合があったことなどからそこまで大きな戦果を挙げてはいないものの、
  近接信管そのものは対空兵器の基本として形を変えつつ継承されており、現代の対空ミサイルにおいても標準装備となっている。
  • 補足しておくと、当時の航空攻撃に対する対空攻撃は必ずしも敵機を撃墜出来る必要はなく、『大ダメージを与えて退散させる』『攻撃態勢を崩させて攻撃を諦めさせる』といった形(いわゆるミッションキル)でも充分有用であり、特攻機や現代のミサイルのような『確実な撃墜必須の自爆突入攻撃』自体が当時の想定外な状況だった。
    なお、三式弾はこのようなミッションキルレベルの用途ですら力不足だった模様……

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