設備リスト > SHS
基本情報 †
装備種 | 特性 | 所属陣営 |
設備 | なし | ユニオン |
| 画像 | ★ | 強化 | 初期 | +10 | +13 |
T0 | | 5 | 火力 | 28 | 70 | 85 |
| - | - | - |
「超重弾(スーパーヘビーシェル)」。 同じ口径の通常弾と比べ火薬重量が数割増した砲弾 |
スキル 【SHS徹甲弾】 |
主砲のクリティカル率が8%アップ |
入手方法 |
コアショップでコアデータ800と交換 |
設計図 |
なし |
適用艦種 |
駆逐 | | 軽巡 | | 重巡 | | 超巡 | | 巡戦 | ○ |
戦艦 | ○ | 軽母 | | 空母 | | 航戦 | ○ | 潜母 | |
砲艦 | | 潜水 | | 工作 | | 運送 | | 風帆 | |
説明文 †
「超重弾(スーパーヘビーシェル)」。
同じ口径の通常弾と比べ火薬重量が数割増した砲弾
特徴・運用法 †
- 戦艦系専用だが、火力面に強烈な補正をかける設備。
最大で火力+70は他に類がなく、装備可能であればおよそどんなキャラにでも噛み合う戦艦版九三式酸素魚雷。
特に演習においてはサウスダコタなどの瞬間火力スキル持ちとの組み合わせが強力で、中国版では一式徹甲弾と合わせて戦艦の立場を急激に跳ね上げた。
- なお、SHSは徹甲弾ではあるが装備した主砲の弾種を変化させる効果は無い。
そのため榴弾は通常通り炎上を起こすし三式弾も通常通り空中で爆発する。S(すごく)H(破裂する)S(三式弾)
破裂した子弾が徹甲弾になってクラスター爆弾化するわけでもないので条約的にも安心。
歴史 †
- 第二次世界大戦でアメリカ海軍によって使用された、全長を長くすることで総重量を増加させた特殊な徹甲弾。「Super Heavy Shell」の略称でSHS。
SHS自体はただの俗称であり砲弾重量増加の改良がおこなわれた徹甲弾自体は複数存在する。本装備は装備可能艦種が戦艦・巡洋戦艦・航空戦艦であるため16インチ砲用の「Armor Piercing Shell Mark 8 (AP Mk.8 Mod.0-8)」であるとして考える。
AP Mk.8は砲弾重量2,700lbs (1,224.7kg)・炸薬重量40.9lbs (18.6kg) と従来のAP Mk.5の砲弾重量2,240 (1,016kg)・炸薬重量34.0lbs (15.4kg) から砲弾重量・炸薬重量共に2割程度増加している。
一応戦艦用徹甲弾としては18"/48 Mk.1のAP Type.B・砲弾重量3,330lbs (1,510kg) 及び18"/47 Mk.AのAP Type.E-1/B-1・砲弾重量砲弾重量3,850bs (1,746kg) も存在するがどちらも艦載してない試作砲弾である。
- 従来、主砲の威力の向上には砲口径の拡大による砲弾重量の増加と、砲身の長大化による初速の増加の二つの手を主眼に開発が行われていた。
しかし前者は地理的要因*1や海軍軍縮条約で事実上頭打ちとなり、後者も砲身の高磨耗化と命中率の低下が発生する。
そこで登場したのが上記の説明通り、砲身自体はそのままに砲弾の重量を増加させたこのSHSとなった。
ところがこの砲弾の長大化、威力の上昇という課題は解決したがこれもこれで実はデメリットが存在する。
砲身はそのままで砲弾重量のみが増した形となったため初速が低下し、まず射程距離が落ちた。ただしMK6砲は仰角のおかげで素で射程が長いためこれはさほど問題ではない。
続いてその初速低下に引っ張られる形で、近距離での威力が旧来の物より低下することに。
また砲弾自体が長くなってしまったせいで弾道が安定せず、命中率も若干ながら落ちるなど少々クセのある仕上がりとなってしまった。
- 初速の低下に伴って射程距離が短くなったことの主要因は装薬量が590lbs (267.62kg) から535lbs (242.67kg) へと減っているからである。
逆に装薬量が660.0lbs (299.37kg) に増えているアイオワ級の16"/50 Mk.7は実用射程距離が42,345yd (38,720m) と延伸しており、装薬量を調整した単なる訓練上の話であるならばBB-61 USS Iowaは1989年1月20日ビエケス島での射撃訓練において26.9mile (43.29km) を記録している。
- 低弾速による貫徹能力低下の影響が出てくるのは落角が大きくなる遠距離の垂直装甲のみであり、反対にその落角の大きさによって水平装甲への貫徹能力は増加する。
- アメリカ海軍においてAP Mk.8使用時に弾道が安定しないという報告は挙がったことがない。そもそもAP Mk.8は砲弾長×直径が72in×16in (比率4.5:1) であり、大和型の一式徹甲弾の2054mm×458.5mm (比率4.4798:1) やヴィットリオ・ヴェネト級のAPCの66.9in×15in (比率4.46:1) とほぼ同じである。また、現在の艦艇が搭載している5インチ砲の砲弾に至っては26in×5in (比率5.2:1) とさらに細長い。
- AP Mk.8にはMod.0からMod.8までのバージョンがあり、Mod.6までが戦中生産でMod.7以降は戦後生産型である。戦後生産型の中でMod.7はどのような改良がなされたか不明だが最終型のMod.8は対表面硬化装甲のためか被帽の硬度強化が行われている。
- アメリカ海軍で製造された対艦用砲弾一覧。
砲弾名称 | 口径 | 砲弾長 | 砲弾重量 | 炸薬重量 | 炸薬比率 | 使用砲身 |
5inch SPC Mk.46 | 127.0mm | 525.8mm | 25.03kg | 0.93kg | 3.69% | 5"/38 |
5inch SPC Mk.42 | 127.0mm | 660.4mm | 31.75kg | 0.97kg | 3.06% | 5"/54 |
6inch SPC Mk.27 | 152.4mm | 685.8mm | 47.63kg | 1.00kg | 2.10% | 6"/53 |
6inch AP Mk.35 | 152.4mm | 685.8mm | 58.97kg | 0.88kg | 1.50% | 6"/47 |
7inch AP Mk.6 | 177.8mm | 600.5mm | 74.84kg | 2.61kg | 2.61% | 7"/45 |
7inch AP Mk.10 | 177.8mm | 602.7mm | 74.84kg | 2.61kg | 2.61% | 7"/45 |
7inch AP Mk.12 | 177.8mm | 601.5mm | 74.84kg | 2.42kg | 2.61% | 7"/45 |
8inch SPC Mk.17 | 203.2mm | 914.4mm | 117.93kg | 4.71kg | 3.99% | 8"/55 |
8inch AP Mk.19 | 203.2mm | 914.4mm | 117.93kg | 1.65kg | 1.40% | 8"/55 |
8inch AP Mk.21 | 203.2mm | 914.4mm | 151.95kg | 2.28kg | 1.50% | 8"/55 |
12inch AP Mk.15 | 304.8mm | 1,066.8mm | 394.63kg | 11.34kg | 2.87% | 12"/50 |
12inch AP Mk.18 | 304.8mm | 1,371.6mm | 517.10kg | 7.89kg | 1.52% | 12"/50 |
14inch AP Mk.8 | 355.6mm | 1,255.8mm | 635.94kg | 15.56kg | 2.10% | 14"/45・14"/50 |
14inch AP Mk.16 | 355.6mm | 1,422.4mm | 680.39kg | 10.39kg | 1.50% | 14"/45・14"/50 |
14inch AP Mk.20 | 355.6mm | 1,381.3mm | 680.39kg | 10.39kg | 1.50% | 14"/45 |
16inch AP Mk.3 | 406.4mm | 1,435.1mm | 957.08kg | 26.08kg | 2.74% | 16"/45・16"/56 |
16inch AP Mk.5 | 406.4mm | 1,625.6mm | 1,016.05kg | 15.42kg | 1.50% | 16"/45 |
16inch AP Mk.8 | 406.4mm | 1,828.8mm | 1,224.70kg | 18.55kg | 1.50% | 16"/45・16"/50 |
| | | | | | |
18inch AP Type B | 457.2mm | ― | 1,510.46kg | ― | ― | 18"/48 |
18inch AP Type C | 457.2mm | 1,737.4mm | 1,315.42kg | 45.36kg | 3.44% | 18"/48 |
18inch AP Type B-1 | 457.2mm | 2,057.4mm | 1,746.33kg | 30.84kg | 1.76% | 18"/47 |
- AP = Armor Piercing、SPC = Special Common
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